スーパーがハンドドライヤーの使用を再開した

近所のスーパーが、2022年9月1日からハンドドライヤーの使用を再開しました。

再開の理由は、ハンドドライヤーの使用でコロナウィルスの感染を拡大させないことが科学的に証明されたと経団連が報告したからだそうです。

日本の医学界が、ハンドドライヤーが感染拡大させるというデマ情報を信じたために2年以上も使用が中止されたのですから、医学界の発言力の強さがよくわかりますね。

クズ論文を鵜呑みにした日本の専門家

ハンドドライヤーが感染を拡大させるとのデマは、政府の専門家会議がウェストミンスター大学のクズ論文を鵜呑みにしたことが発端だったことが、デイリー新潮の以下の記事で確認できます。

2021年4月21日の記事なので、もう1年半くらい前の情報です。

記事によるとウェストミンスター大学は、ペーパータオル業界から支援を受けていたとのことですから、ペーパータオルが売れそうな研究結果にしたんでしょうね。

これに対して三菱電機は、エアロゾル研究の第一人者である北海道大学の林基哉先生に監修をお願いして実験した結果、ハンドドライヤーでの感染確率は、たったの0.01%でしかなかったそうです。この程度の確率で感染拡大するなんていうのはいかがなものでしょうか。

論文なら何でもエビデンス

こういうデマを信じてしまうのは、論文であれば、どれもエビデンス(科学的根拠)になると思い込んでいることが原因だと思うんですよね。

内容なんて、どうだってよく、結論だけ鵜呑みにしているのでしょう。医学界には、そんな雰囲気がありますよね。何と言うか、事実より論文が重いという風潮がまん延しているんじゃないですか?

これって、突き詰めていけば、偉い先生がおっしゃっていることは正しいと言っているのと同じですよね。

いや、そんなことはない、論文は査読があって云々とおっしゃる方がいそうですが、もう、その発想が論文の著者の意見を鵜呑みにしているのと同じです。

今回のコロナ騒ぎなんて、まさにそんな感じですよ。偉い先生がコロナは危険だと言えば、それを鵜呑みにしますし、感染予防はこうやるんだと言えば、その通りにやっています。感染予防に効果があったかどうかなんてお構いなし。偉い先生がおっしゃっていることを遵守するのが科学。日本の医学界は、そのように考えているとしか思えませんね。

まあ、何にしても、ハンドドライヤーの使用が再開されたのは良かったです。

ちょっとずつ以前の生活に戻りつつありますね。