冬の運動不足解消にはスロートレーニング

冬になると運動量が減るのは、誰もが経験していることと思います。

寒いですから、外出せずに自宅で過ごす時間が増えるのは当然です。だから、運動不足になりやすく、春がやってきた時には、体重は増えているけど、筋肉が落ちたり、体の切れがなくなっていたりします。

そうならないためには、冬の間も体を動かす必要があります。外出せずとも、自宅で運動はできます。スロートレーニング(スロトレ)であれば、1日15分くらいの時間で筋肉を鍛えられるので、冬場の運動に最適です。

必要なものは自分の体のみ

スロトレに必要なものは、何もありません。強いて言えば、自分の体だけです。

自重を使った筋トレなので、女性でも高齢者でも、そんなに苦痛に感じることはないです。

上半身を鍛えるトレーニングには、以下のメニューがあります。

また、下半身を鍛えるトレーニングには、以下のメニューがあります。

各メニュー、5回から10回行います。5回しかできない場合は、5回で構いません。高齢者や女性だと、プッシュアップはきついメニューですから、5回もできないかもしれません。

上のメニューは、1日にすべてやる必要はありません。上半身のメニューと下半身のメニューを別の日にやっても構いませんし、1日に1メニューでも構いません。できる範囲でやってみましょう。

動作はゆっくり

スロートレーニングは、その名の通り、ゆっくりと体を動かすのがポイントです。

プッシュアップだと、腕を伸ばし体を持ち上げる動作に3秒、腕を曲げて体を下ろす動作に3秒かけます。そして、体を下ろしたところで1秒間停止し、再び体を持ち上げる動作に入ります。

トレーニング中は、関節を伸ばし切ったり、曲げ切ったりしないことも大切です。関節を伸ばし切ると筋肉から力が抜けてしまいます。曲げ切った場合も、同じく筋肉から力が抜けてしまいます。

スロトレは、運動中に筋肉に力が入りっぱなしにすることが大切です。そうすることで、成長ホルモンが分泌されやすくなります。

成長ホルモンは中性脂肪を分解する働きがあるので、スロトレで、しっかりと成長ホルモンを分泌できればダイエット効果も期待できます。

スロトレ後は有酸素運動

スロトレ後は、中性脂肪を分解する成長ホルモンが大量に分泌されているので、この間にウォーキングなどの有酸素運動を行うと、中性脂肪の分解産物である脂肪酸がエネルギー利用され消費されます。

でも、寒い冬場にウォーキングするのは苦痛です。

そこで、スロトレ後は、掃除や洗濯など、自宅でできる有酸素運動をするのがおすすめです。

また、冬とはいえ、買い物に行かないわけにはいきませんから、買い物の前にスロトレをして成長ホルモンを分泌させておくのもおすすめです。自宅とスーパーの往復を歩くだけでも、運動不足の解消に役立ちます。

寒い冬は、運動量が減ってしまいますが、スロトレなら自宅でできるので、冬でも運動不足になりにくいです。

冬に運動不足を感じている方は、スロトレを始めましょう。