暑くなると、どうして食欲が落ちるんでしょうね。
夏バテで、体がだるくなって食事する元気もなくなるからだと思いますが、何でそうなってしまうのでしょうか。夏バテする前にしっかりと栄養を補給していなかったことが原因じゃないかと思うのですが、どうでしょうか。
さっぱりした食べ物には栄養がない
夏の暑い日は、さっぱりとしたものを食べたくなるもの。ざるそば、冷麺、そうめんなど。
これらに共通しているのは、高糖質で低栄養という点です。ビタミンもミネラルも、ほとんど含まれていません。そんなものを食べていると、栄養不足になるのは当たり前。
反対にこてこてとした食べ物は、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。肉は、ビタミンとミネラルが多く含まれていますが、不思議と太るだけの低栄養の食品と思われているところがあります。そんなことないですよ。白米と比較したら、圧倒的にビタミンとミネラルが豊富です。
夏はさっぱりしたものを食べたいなんて言ってたらダメ。夏こそ、こてこての肉を食べましょう。
レバーは特に高栄養
肉の中でも、特に栄養価が高いのがレバーです。鉄や亜鉛といったミネラルも豊富ですし、ビタミンB群もたくさん含まれています。毎日でも食べたいくらいですが、ビタミンAがとんでもなく多く含まれているので、さすがに毎日食べることはできません。
ビタミンA過剰症にならないためには、1週間に1本、スーパーで売っている焼き鳥のレバー串を食べる程度にする必要があります。
レバーの中でも、牛レバーは、ビタミンAが少なめなので、豚レバーや鶏レバーより食べる頻度を増やすことができます。ただ、牛レバーはお値段が高めといったデメリットがあります。
豚肉は毎日でも食べたい
肉の中でも、豚肉は毎日食べた方が良いです。豚肉には、ビタミンB₁が多く含まれているからです。
ビタミンB₁が不足すると疲れやすくなりますから、夏こそ、しっかり補給しておきたいですね。そして、ビタミンB₁の補給は、豚肉以外の食品からは難しいので、必然的に豚肉を食べなければなりません。
夏になると元気がなくなるという方は、今までの夏の食事を思い出してください。毎日、豚肉を食べていましたか?
1日に必要なビタミンB₁を補給しようと思うと、毎日、豚肉を100グラム食べなければなりません。ざるそば、そうめん、冷麺ばかり食べていたら、豚肉を食べる余裕はないでしょう。
夏に熱いものは食べたくないという方は、豚肉を冷しゃぶにして食べましょう。脂身が少ない肩ロースやモモ肉なら、さっぱりとしていますよ。バラ肉は脂身が多いので、夏は避けた方が良いかもしれません。
夏バテしやすい人は、肉を食べましょう。