筋トレを始める人の動機にお腹をへこませたいということがあります。おそらく、多くの方がそう思っているのではないでしょうか。
どうせ体を鍛えるのなら、お腹が引き締まっている方がかっこいいですからね。
スロトレのメニューの中で腹筋を鍛えるメニューには、クランチとニートゥチェストがあります。
簡単に説明すると、クランチは仰向けに寝て上体を起こしたり下げたりして腹筋を鍛えるメニューで、ニートゥチェストは床に長座して足を上げ下げして腹筋を鍛えるメニューです。
どちらも腹筋を鍛えることができますが、両者には少し違いがあります。
下腹が気になるならニートゥチェスト
まずニートゥチェストから紹介します。
ニートゥチェストは、腹筋全体に効きますが、特に下腹に効果的です。
腹筋というと、お腹の中心にある腹直筋を想像するでしょうが、他にも下腹の深部にある大腰筋も重要です。ニートゥチェストでは、腹直筋だけでなく大腰筋も鍛えることができるので、下腹にも効果があるんですね。
また、私の経験からだと、ニートゥチェストは、腹直筋の上部よりも下部の方が疲れやすいです。以前は、クランチだけしかしていなかったのですが、ニートゥチェストもするようになって、腹直筋の下部が鍛えられ、おへその辺りがへこんできました。
ポッコリと出たお腹で最も気になるのは、腹筋の上部よりも下部ですよね。腹周りを計測したら、大体おへその辺りが一番サイズが大きくなるのではないでしょうか。おへその辺りが気になるなら、ニートゥチェストで腹筋を鍛えた方がより効果的ですね。
また、おへその辺りが引き締まってくると、ベルトの穴もいくつかきつくすることもできます。いくつかといっても、ほとんどの人の場合、1個分しかきつくできないわけですが。
それでも、ベルトの穴を1個きつくしただけでも、見た目はかなりすっきりします。
下腹部をへこませたいと思うなら、まずはニートゥチェストを行うと良いでしょう。
クランチで腹筋上部を鍛える
次にクランチですが、こちらは腹筋の上部を鍛えるのに効果的です。ミゾオチの下あたりですね。
初めてクランチをしたら、ニートゥチェストよりも、かなり負荷が強く感じると思います。私も以前は、ニートゥチェストは負荷が弱いと感じたので、クランチだけをしていました。
クランチだけをしていた頃は、腹筋の上段から中段にかけて筋肉がついていくのがわかりやすかったですね。なので、ニートゥチェストはやらず、とにかくクランチだけをしていました。
でも、どんなにクランチを続けていても、腹筋の下段、つまり、おへその辺りの筋肉がなかなか付いてきませんでした。
続ければそのうち、おへその辺りにも筋肉がつくだろうと思っていたのですが、あまり変化が感じられません。そこで、クランチをする時におへその辺りに手を置いてみたのですが、腹筋上部に比べると、あまり痛く感じないことに気づきました。
それで、クランチは腹筋下部よりも上部に効果的なメニューだとわかりました。
クランチとニートゥチェストをバランスよく行う
現在、腹筋を鍛える時は、クランチとニートゥチェストの両方を行っています。
私は、スロトレをする際、1セット10回を2セットから3セット行っています。腹筋を鍛える時は1セット目はクランチをし、2セット目はニートゥチェストをしています。そして、余力があるときは3セット目にニートゥチェストをします。
スロトレは、回数やセット数を増やせばよいというわけではないので、どの程度、腹筋を鍛えるかは、その人の筋肉量や体力によって変わってきます。私のようにクランチとニートゥチェストの両方を行うのも良いですが、2セットもできないという方は、どちらかだけを1セット行うだけでも構いません。
どちらか一方だけをするのなら、腹筋全体を鍛えられるニートゥチェストを選んだ方が良いでしょう。スロトレ完全版でも、ニートゥチェストをすすめていますからね。