膝を伸ばしたニートゥチェストは足を高く上げなくても十分な負荷がある

私は腹筋を鍛えるためにスロートレーニングでは、ニートゥチェストを行っています。今までは、スロトレ完全版に掲載されているスタンダードでニートゥチェストをしていましたが、最近では、ハードで腹筋を鍛えています。

スタンダードとハードの違いは、足を上げる動作の時に膝を曲げるか伸ばすかにあります。膝を伸ばした方がハードで、こちらの方が腹筋への負荷が強いです。なので、腹筋を強化したいと思うなら、スタンダードよりもハードを選択した方が良いのですが、体が硬いと膝を伸ばしたまま足を上げれないという問題があります。

膝を伸ばせる高さまで足を上げれば効果がある

足を高く上げようと思うと、体が硬いと膝が曲がってしまいます。どの高さで膝が曲がるかは、体の硬さによって異なるので、個人差があります。

あまりに体が硬いと、それほど足を上げることができないので、腹筋へ大した負荷をかけれないのではないかと思い、それならスタンダードでニートゥチェストを行った方が腹筋を鍛えられるのではないかと思っていました。でも、実際にハードでニートゥチェストを実施してみると、膝が曲がらない高さまで足を上げれば十分に腹筋に負荷がかかっていることが分かりました。

やってみないとわからないものですね。

スタンダードの方が高く足を上げれますが、負荷は、それほど足を上げれないハードの方が強いです。だから、このままハードでニートゥチェストを続けていくつもりです。

まずはやってみることが大事

スロトレは、正しい姿勢でエクササイズすることが大切です。ゆがんだ姿勢でメニューをこなすと動きが雑になり、動作の途中では筋肉から力が抜けてしまいます。そうなると血流が解放されるので、成長ホルモンの分泌も悪くなりますから、期待したほどの筋力アップやダイエットの効果は見込めません。

でも、姿勢がゆがむことを恐れて、長い期間、負荷を強めないでいても、その負荷に慣れてスロトレの効果が得られなくなっていきます。

だから、ある程度の期間、同じ負荷をかけ続けてきたのなら、どこかのタイミングで試しに負荷を強めた方が良いでしょう。今よりも負荷が強くてエクササイズできなければ、そのまま現在の負荷でスロトレを続ければ良いです。負荷を強めても、正しい姿勢を維持できるのであれば、思い切って強い負荷でスロトレを行いましょう。

ただ、負荷を強めたせいで、スロトレを継続するのが苦痛に感じるのなら、無理して負荷を強めない方が良いと思います。

筋トレは、続けることで効果が出ます。いったん止めてしまうと筋肉が衰えていき、再開しようと思った時には、今まで問題なく実施できたエクササイズが、負荷が強く感じてできなくなることもあるでしょう。そうなると、ますますトレーニングが苦痛になり、やがて、再開しなくなってしまいます。

それでは、今までコツコツと続けてきたことが無意味になってしまいますよね。だから、スロトレに限らずどんなトレーニングでも、無理をせず、継続することを重視すべきです。

スロトレは、続けている限り効果が出ます。なので、自分が続けれる程度の負荷でエクササイズするようにしましょう。そして、余裕が出てきたときに負荷を強めて、今後もその負荷で継続できるかどうかを検討するのが良いですね。