食べたくなった食品に今自分に必要な栄養素が含まれている

今、食べたいと思った食品に現在自分の体に不足している栄養素が含まれているという話を聞いたことはないですか?

もしも、特定の栄養素が不足している状況で、その栄養素が含まれていない食品ばかりを食べていると健康を維持できなくなるでしょうから、「ある食品を食べたいという欲求」と「特定の栄養素の不足」との間には何らかの関係があるのかもしれません。でも、甘い物やお酒なら、いついかなる状況でも欲しくなる人もいますから、必ずしも食欲と栄養素との間に密接な関係があるとは言えないでしょうが。

自分の体の感覚で食品を選ぶ

先日、明石家さんまさんが、「嵐にしやがれ」というテレビ番組に出演されていました。この番組は、アイドルグループの嵐が司会を務めています。

番組中、さんまさんの健康について触れられる場面がありました。その時、さんまさんは、普段の食事はスーパーで目に入った食品の中から自分が食べたい食品を買って食べるといったことをおっしゃっていました。そして、「自分が食べたいと思った食べ物に今必要な栄養が含まれてるんや」みたいなことも述べていました。

明石家さんまさんは、60歳を過ぎても元気にテレビ番組に出演されています。何よりも、若い時と体型がほとんど変わっていないですよね。

番組中、さんまさんは、全然病気にかからないともおっしゃっていました。あれだけ多くのテレビ番組に出演されているさんまさんですから、健康に気を使って定期的に病院で健康診断を受けているのかなと思うところですが、これまでに健康診断を受けたことはないそうです。また、病気にかかって病院に行ったこともないそうです。さすがに生まれて一度も病院に行ったことがないわけではないと思いますが、芸人になってからは病院に行ってないのでしょうね。

さんまさんの話を聞いていると、自分自身の健康管理は、まず自分自身の感覚が大切な気がします。食べたくなった食品を食べるのも、自分の体調に合わせた食品を選んでることにならないでしょうか。

健康診断を受けても病気にはなる

どんなに健康診断を受けていても、病気にかかる時はかかるでしょう。

インフルエンザなんか、ウィルスが体に入ってきて悪さをすれば発症するのですから健康診断で防ぎようがありません。糖尿病や高血圧など生活習慣病と呼ばれている病気だって、健康診断で防げるわけではないでしょう。炭水化物中心の食生活をしていれば、毎食後に血糖値が上がりますし、血圧だって高くなります。

健康診断で異常がないことと現在の生活が健康的なものであることは別物のような気がしますね。

むしろ、健康診断はどの時点で生活習慣病を発症したかを知るための手段でしかなさそうに思います。去年の健康診断で異常なしだったのに今年の健康診断で異常と出たのなら、この1年間に病気を発症したということがわかるだけでしょう。つまり、去年まで異常なしだったから生活習慣に問題がなかったとは言えず、問題のある生活を送っていても、ただ体が辛抱していただけなのだと思うのですが。

明石家さんまさんもそうですが、作家の五木寛之さんも健康診断を受けてません。それどころか、五木さんは体調が悪くても絶対に病院に行かないそうです。それでも、五木さんは80歳を過ぎても仕事をされていますよね。五木寛之さんも自分の感覚を大切にしているそうですよ。

明石家さんまさんや五木寛之さんを見ていると、病院に行かないようにしている人の方が健康なのではないかと思えてきます。お二人とも、健康診断も受けないし病院にも行かないから、体調管理は自分自身でしっかりと行っているのでしょう。

食べたくなった食品に必要な栄養素が含まれていると人間が感じられるのかについては、それが本当なのかどうかは知りません。それよりも、その食品を食べた翌日の体調がどうなのかを観察することの方が大切だと思いますよ。