糖質制限でHDLコレステロール増えまくり。中性脂肪下がりまくり。

糖質制限に関しては、様々な批判があります。

糖質は三大栄養素だから食べなければならないとか、タンパク質の摂取量が増えるから腎臓を壊すとか、脂質の摂取量が増えるから血液がドロドロになるとか。

でも、これらの批判は、何も調べずに言ってることが多いんですよね。三大栄養素の語源は人体に必要という意味ではないですし、厚生労働省はタンパク質が腎臓に悪いという根拠はないと言ってます。

では、糖質制限をすると脂質摂取量が増えて血液がドロドロになるというのはどうでしょうか?

糖質制限でLDLコレステロールは増えている

そもそも「血液ドロドロ」がどういう状態か知りませんが、一般的なイメージとしては俗に悪玉コレステロールと呼ばれているLDLコレステロールの値が高いことを指しているようです。

糖質制限を始めてから、血液検査でLDLの値が高いと指摘されるようになったという噂はよく聞きます。

医師の清水泰行先生が、糖質制限をしている59名の方の血液検査のデータを集計した結果をブログに掲載しているのを見ると、糖質制限をするとLDLコレステロールが上昇する傾向にあることがわかりました。

LDLコレステロールの基準値は70~139mg/dlですが、糖質制限をしているグループでは、約半分の人が基準値を超えています。糖質制限をしていないグループだと20%程度が基準値超えなので、明らかに糖質制限をしているグループの方がLDLコレステロールが高い傾向にあると言えます。

HDLコレステロールが増えすぎ

コレステロールには、LDLコレステロールの他に善玉と呼ばれているHDLコレステロールもあります。

HDLコレステロールは高い方が良いとされていますから、数値が低いとお医者さんから血液ドロドロと言われるのでしょうね。

なお、HDLコレステロールの基準値は、40~85mg/dlです。

HDLコレステロールについても、清水先生のブログで糖質制限をしている人のデータが掲載されています。

日本人一般のデータだと、HDLコレステロールは、40~70mg/dlの間に集中しています。

ところが、糖質制限をしているグループでは、60mg/dl未満の人はゼロです。それどころか、100mg/dlを超える人が全体の40%もいるのです。日本人一般のデータだと1.7%の人だけが100mg/dl超えなので、糖質制限をしている人の方が圧倒的にHDLコレステロールの値は高いです。

糖質制限をすると、血液がドロドロになるという批判が怪しくなってきましたね。

糖質制限で中性脂肪も下がる

さらに清水先生のブログの上の記事では、糖質制限をしている人の中性脂肪の値も掲載されているのですが、これも驚きの結果です。

脂質ばかりを食べていると中性脂肪が増えると言われています。しかし、脂質摂取量が増えやすい糖質制限をしている人は、日本人一般よりも中性脂肪の値が遥かに低いのです。

ちなみに中性脂肪の基準値は、50~149mg/dlです。

糖質制限をしているグループでは、中性脂肪の値が49mg/dl未満の人が全体の約60%もいます。「中性脂肪が少なすぎる」とお医者さんに怒られる人ばかりじゃないですか。糖質制限をしていたら、血管の中が中性脂肪だらけになって、血液がドロドロになるんじゃなかったの?

日本人一般だと約30%の人が中性脂肪が150mg/dl以上ですから、ご飯や麺類を食べている方が中性脂肪が高くなる傾向にあるといえるでしょう。

まとめると、糖質制限をするとLDLコレステロールは高くなる傾向にあるけども、HDLコレステロールも同時に上昇し、中性脂肪が極端に下がりやすいとなりそうです。

お医者さんから「中性脂肪を下げなさい」と言われたら、糖質制限をするしかないでしょう。