雨が降っていると、外出しなくなりますよね。
仕事で出かけなければならない場合は別ですが、休日に雨が降ると自宅でゴロゴロするしか時間を潰す手段を思いつかない方は多いのではないでしょうか?
特に梅雨は、雨ばかり降るので、出かける機会が減ってしまいます。すると、いつのまにか運動不足になっていて、夏前なのに体重や体脂肪が増えてしまっているなんてことは、よくある話です。
だから、梅雨に太らないようにするには、自宅でできるダイエットをすることになります。
自宅でできるダイエットなんて絶食しか思いつかないという方もいるでしょうが、そういう方にはスロートレーニングも試していただきたいですね。
ゆっくりとした動作で筋トレをするだけの簡単ダイエット
スロートレーニングは、その名の通り、ゆっくりとした動作で筋トレをすることです。
腕立て伏せやスクワットなど、誰もが知っているメニューをただゆっくりとするだけでダイエット効果があります。
例えば、腕立て伏せであれば、3秒かけてゆっくりと肘を伸ばしていき、3秒かけてゆっくりと肘を曲げていけば良いだけです。それを6回から10回繰り返します。
たったこれだけで、通常の腕立て伏せよりもダイエット効果が高くなります。
筋肉に力を入れている時は、血管が圧迫されて血流が悪くなります。この状態を一定時間維持すると、成長ホルモンが分泌されるのですが、その成長ホルモンには体に蓄えた中性脂肪を分解する作用があります。
これがスロートレーニングで痩せる仕組みです。
スロートレーニング後は有酸素運動をすると効果的
スロートレーニング後の脂肪分解効果は、約1時間後から始まり、5時間から6時間持続します。
中性脂肪は分解されると、グリセロールと脂肪酸になりますが、このうち脂肪酸は血中でアルブミンとくっついて遊離脂肪酸となり各組織に運ばれてエネルギー利用されます。
消費されなかった遊離脂肪酸は再び中性脂肪に戻ってしまいますから、スロートレーニング後は、ウォーキングなどの有酸素運動で体を動かして、脂肪酸をエネルギー利用するとダイエット効果を高められます。
でも、梅雨時は雨で外出できない日が多くなるので、スロートレーニング後の有酸素運動が難しくなります。
だからと言って、雨を理由にダラダラしていると、せっかくスロートレーニングで中性脂肪を分解した意味がなくなってしまいます。家の中で、掃除や炊事などこまめに体を動かすだけでも、脂肪酸をエネルギー利用できます。何と言っても、スロートレーニング後の脂肪分効果は6時間も続くのですから、この間に細切れに体を動かせば良いのです。
6時間の間に雨が上がることもあるでしょう。その時に歩いて買い物に行けば、脂肪酸を消費できます。雨が上がらなかった場合でも、自宅で行進すれば良いのです。
夏に向けてダイエットをしているけども、梅雨の雨のせいでなかなか運動ができず体重も体脂肪も思うように減らない。
そんな経験を毎年のようにしている方は、スロートレーニングを試しましょう。
スロートレーニングでも思うように痩せない方は、糖質制限も試してください。むしろ、糖質制限の方が十分に栄養素を補給できて健康的に痩せられますから、実はスロートレーニングよりもおすすめです。