体内で起こっている化学反応を知ればダイエットは簡単

カロリーコントロールは、ダイエットの王道とされています。痩せるも太るも、カロリーが全てと思っている人は多いと思います。

でも、カロリーなんて熱量の単位にしかすぎませんし、そもそも、体内で脂肪も糖も燃焼しないのですから、脂肪や糖を燃やしたときに発生する熱量を計測することにどれだけの意味があるでしょうか。

ダイエットに必要な知識は、食品に表示されているカロリーを知ることではなく、その食品を食べると体内でどのような化学反応が起こるのかを知ることです。

食品そのものが体の一部になるのではない

鶏の手羽先を食べても翼が生えてこないことは誰だってわかっていますよね。

手羽先を食べても翼が生えないのは、食べたものがそのまま体の一部にならないからです。何当たり前のことを言っているんだと思うでしょうが、ダイエットをするときには、この当たり前のことを見失っている人が多いです。

例えば、豚ロースの脂身。これを食べると脂肪が体に溜まると思っている人は、手羽先を食べたら翼が生えてくると言っているのと同じです。

食べたものは胃腸で消化された後、体内に吸収されます。それは、食べ物を構成していた原材料にまでいったん分解して体内に吸収させるということです。食べ物が、そのままの形で吸収されるのではありません。

豚ロースの脂身も同じです。いったん、それを構成する原材料にまで分解した後に体内に吸収されます。脂身が、そのままお腹周りのぜい肉になるかどうかは、体内での化学反応次第です。

糖質を食べると体内で中性脂肪に変わる化学反応が起こる

食べ物の形や味のイメージが先行すると、思い込みが強くなります。

野菜や果物にヘルシーとのイメージがあると、これらをたくさん食べるほど、スタイルの良い体を維持できると思ってしまいます。反対に豚ロースの脂身に不健康とのイメージがあると、それを食べると太ると思ってしまいます。

しかし、ヘルシーと思われている果物に含まれている果糖は、体内に吸収されると速やかに中性脂肪に変わりますから、スタイルの維持には好ましい食品ではありません。

また、果糖だけでなくブドウ糖も、体内に吸収されると中性脂肪になりますから太りやすいです。ちなみにデンプンはブドウ糖の集合体ですから、吸収される時にはブドウ糖にまで分解され体内で中性脂肪に変わります。だから、デンプンが多く含まれている白米や小麦粉は、太りやすい食品です。

ブドウ糖が吸収されると血糖値が上がります。上がった血糖値を下げるためにすい臓はインスリンを分泌します。このインスリンがブドウ糖を中性脂肪に変えて体に溜め込むんですね。この上がった血糖値を下げる化学反応が起こることが肥満の原因なのです。

だから、糖質が多く含まれている白米や小麦粉を食べる量をどれだけ減らせるかが、ダイエット成功のカギになります。

食品に含まれているカロリーばかりを意識していては、体内での化学反応を理解できません。ダイエットの前に食べた食品が、体の中でどのような化学反応を起こすのかを知ることが大切です。

参考文献