7月は梅雨が長かったおかげで、いつもの7月よりも涼しく過ごせました。
でも、梅雨が明けた途端、「なんだこれ?」というくらい一気に暑くなりました。去年の夏が猛烈に暑かったので、今年の夏はましに感じますが、それでも、天気予報を見ると3日連続で最高気温が37度の予想になっており、やっぱり今年の夏も暑くなりそうです。
とは言え、お盆を過ぎれば涼しくなってくるでしょうから、猛暑の時期は短くて済みそうです。
それでは、1ヶ月間のスロートレーニングの成果を報告します。
最近1ヶ月の報告
2019年7月31日時点の基本情報は以下の通りです。
- 身長=177cm
- 体重=57kg
- 体脂肪率=11%
- ウェスト=72cm
先月より体脂肪率が1ポイント低下、ウェストが1cm細くなりました。
7月は、仕事で外をよく歩いたのですが、涼しかったこともあり、大して体重が減りませんでした。でも、梅雨が明けてからの暑さで一気に体重が減り始め、月末になんとか体重を先月と同じ水準に持っていくことができました。
8月も体重を維持できるように食事量を増やさないといけませんね。
なお、私が目指している細マッチョの基準は以下の通りです。
- ウェスト/身長=0.45未満
- BMI=体重/(身長×身長)=21以上24未満
そして、私が細マッチョとなるためには、以下の条件を満たす必要があります。
- ウェスト=79cm未満
- 体重=66kg以上75kg未満
糖質制限をしながらの体重増加は難しいです。米やパンを食べれば、簡単にぶくぶく太りますけどね。でも、それだと、お腹周りがボテッとしてくるので、細マッチョとかいう次元の問題じゃなくなります。
8月1日の腹筋です。
脇腹が細くなったように見えます。
最近1ヶ月間のメニュー
最近のスロトレメニューは以下のとおりです。
パターン1
パターン2
パターン1とパターン2を毎日交互に行っています。セット数は1メニュー10回を2セット。日曜日は1セットにとどめています。スクワットは、両膝を床についた状態で背中を後ろにそらして膝の曲げ伸ばしをするニー・エクステンションを行っています。なお、アームレッグクロスレイズの後はバックエクステンションを1セット行っています。
ニー・エクステンションは1セット目を15回、2セット目を10回行っています。プッシュアップは1セット目を13回、2セット目を10回にしています。ニートゥチェストは2セットとも13回です。また、カーフレイズは2セットとも15回行っています。
7月は、涼しかったこともあり、上記メニューをほぼこなせました。ただ、左肩の痛みが取れないのでプッシュアップは1セット目も2セット目も10回で様子見です。左肩は、普段は全く問題ありませんし、プッシュアップにもほとんど影響はないのですが、ストレッチをすると痛みます。なので、しばらくは左肩をあまり動かさないようにして痛みが取れるのを待ちます。
認知症治療薬の開発はケトンが貢献した
先日、NHKで放送されている逆転人生という番組を見ていると、認知症の治療薬を開発した杉本八郎先生が出演されていました。
杉本先生は、新薬の開発のために会社の予算をたくさん使ったため、上司から怒られ、開発も中止になってしまいました。それでも、杉本先生は、何度も会社に頼んで新薬の開発を続けます。
興味深かったのは、理論を組み立てて上手くいくのなら、すでに新薬は開発されているはずだという杉本先生の考え方です。頭の中で、いろいろと考えても、理論のどこかに間違いがあれば新薬はできません。
そこで、杉本先生が採った作戦は、とにかく思いつくだけ化合物を作ってみるというものでした。
数人の部下に毎日とにかく化合物を作らせる作業を続けさせていると、認知症の治療に効果がある化合物が見つかりました。しかし、動物実験を行ってみると、その化合物は肝臓で分解されてしまうので、脳に届けることができないことがわかりました。結局、また、新薬の開発は中止になります。
でも、再び新薬を開発する機会が訪れました。
今度も以前と同じように思いつくだけ化合物を作るというやり方でしたが、部下からは方向を示してほしいと言われます。それでも、とにかく化合物を作り続ける方法を継続していると、良さげな案が2つ出されました。そのうちの1つはケトンに注目したものでした。
結果として、ケトンに注目したことで新薬ができたのですが、番組を見ている時、ケトンという言葉が出てきて「なるほどな」と思いました。
ケトンは、糖質制限をしていると肝臓でたくさん合成されるあのケトン体のことです。
ケトン体は、脂肪酸からアセチルCoA(コーエー)が合成された後に作られる物質です。肝臓から血中に入ったケトン体は、その他の組織が受け取ると、アセチルCoAに戻し、オキサロ酢酸とくっついてクエン酸になります。クエン酸は、ミトコンドリアで様々な反応を経てオキサロ酢酸に戻りますが、その過程でたくさんのエネルギーが生み出されます。つまり、ケトン体は、生体内でのエネルギー源なんですね。
このケトン体、実は肝臓で合成することはできても、肝臓で代謝することはできません。したがって、ケトンに注目して化合物を作れば肝臓で分解されないはずだとなるわけです。
しかも、ケトン体は血液脳関門を通過できるので、脳に入っていくことができます。認知症は、脳に不具合が出る病気ですから、脳に届かない薬では意味がありません。
番組では、ケトンのことはちょっとしか紹介されませんでした。番組内容が、人生を逆転させたエピソードを紹介するものですから、ケトンについて解説することは、その趣旨から反れてしまいます。
こんなことを番組を見ながら考えられたのは、「代謝」がわかれば身体がわかるを読んでたからですね。