肉を食べるのに調味料は必要ないよね

牛肉、豚肉、鶏肉。

肉料理を食べる時は、調味料を使うことが多いですよね。特に焼き肉や鍋料理など、ただ火を通しただけの料理だと、焼き肉のたれ、ソース、ポン酢といった調味料がないと味気なく感じるのではないでしょうか。

私も、以前はそうだったのですが、今は、肉を食べるのに調味料を使いません。せいぜい、あおさ粉を振りかけるだけです。

味が濃すぎる

肉料理に調味料を使わないのは、単純に味が濃すぎるからです。

自分で調理する時は、調味料を使わなければ良いのですが、スーパーやコンビニで総菜を買ってくると、味が濃すぎて濃すぎてたまりません。きっと、ほとんどの人が、スーパーやコンビニの味付けがちょうど良いと感じているのでしょうが、私には濃すぎて、1回、お湯で洗った方が良いのではないかと思ってしまいます。

以前は、味が濃いとは思わなかったのですが、糖質制限を始めてからは、どんな料理も味が濃く感じるようになりました。

亜鉛の摂取量が増えた

糖質制限をして味が濃く感じるのは、白米や食パンといった主食と一緒におかずを食べなくなったことが理由の一つと考えられます。白米も食パンも、ほとんど味がないので、おかずを濃い味付けにしても、白米や食パンと一緒に食べれば、ちょうど良い濃さになります。

でも、これは、そんなに大きな要因ではありません。糖質制限をしていなかったときでも、おかずだけを食べることはありましたからね。例えば、コンビニで焼き鳥や唐揚げを買って、それらだけを食べることもありましたが、そんなに味が濃いとは感じませんでした。

糖質制限をして、味が濃く感じるようになった最大の要因は、亜鉛の摂取量が以前よりも増えたことだと思います。

白米や食パンに亜鉛はほとんど含まれていません。一方、亜鉛が多く含まれているのは肉類です。糖質制限をすると、肉類を食べる量が増えますから、それで亜鉛の摂取量が増加します。

亜鉛が不足すると、味覚が弱くなりますから、糖質制限をしていない人は、徐々に亜鉛が減っていき、中年と呼ばれる年頃になると、濃い味付けじゃないと味気なく感じるのだと思います。米や小麦粉を主食としている人は、サプリメントを使わないと亜鉛を多く摂取し続けるのは難しいでしょうね。

牛肉には亜鉛が多く含まれていますが、1日に300グラム程度は食べる必要があります。しかし、白米、パン、麺類で総摂取カロリーの60%を補うような高糖質食だと、300グラムも肉を食べるのは大変です。

濃い味付けは、塩分の摂りすぎとか、いろいろと健康に良くないと言われています。しかし、高糖質食を続けていると、亜鉛が不足し、どんどん味覚が弱くなっていきますから薄味にしていくのは難しいです。

ソース、しょうゆ、ポン酢、焼肉のたれの消費スピードが速くなっているなと感じたら、味覚が弱くなってきているのかもしれません。そう感じた時は、そろそろ糖質制限の始め時です。