ダイエット中は、低カロリーの食事を心掛けるのが当たり前となっています。そして、低カロリーの食材として果物が推奨されることがあります。
果物はビタミンや食物繊維が豊富だから、ダイエット中の栄養不足を予防できると考える人が多いでしょう。でも、果物には、果糖が多く含まれているので、ダイエット中は控えるべき食材です。
果糖はすぐに中性脂肪に変わる
体に中性脂肪がたくさん蓄えられた状態を太るというのであれば、中性脂肪が蓄えられない食事をするのがダイエット成功のカギと言えます。
多くの人が、中性脂肪が溜まる原因を食事から脂質を多く摂取することと思っていますが、そうではありません。糖質をたくさん摂取することで、中性脂肪が体に蓄積していきます。
糖質には、ブドウ糖、果糖、乳糖などの種類がありますが、この中で最も中性脂肪になりやすいのが果糖です。その理由は、以下の記事で解説しているので、ご覧になってください。
果物には、果糖が多く含まれているので、中性脂肪を蓄えたくなければ果物は控えるのが無難です。果物を食べないと、ビタミンの補給ができなくなると思っている人がいるでしょうが、肉、卵、魚からもビタミンの補給は可能です。しかも、大量に。唯一、ビタミンCは動物性食品からの補給が難しいので、野菜や果糖が少ない果物を食べる必要があります。それ以外のビタミンは、野菜や果物を食べなくても十分に補給できます。
ダイエット中にドライフルーツはNG
ダイエット中に少量であれば果物を食べても太ることはありません。
だからと言って、重量が軽いドライフルーツを食べるのはダメです。
ドライフルーツは、水分が抜けているから軽いだけです。そして、水分が抜けていることから、その重量に占める果糖の割合が大きくなります。乾燥プルーンなんて、見た目が小さいので、ついたくさん食べてしまい、果糖の摂りすぎになってしまいます。
あんな小さな乾燥プルーンですが、体に中性脂肪を蓄積するパワーは強力なのです。
ダイエット中に食べて良い果物は、糖質量が少ないアボカドくらいのものです。その他の果物は、1週間に1回、口にする程度にしておかないと癖になって食べ過ぎ、気づけばダイエット前よりもお腹周りに贅肉が付いているといった状態になってしまいます。
果物がヘルシーという思い込みは捨てた方が良いですよ。