ケガをしたり、病気になったりしたわけではないけど、気分的にスロートレーニングをする気にならないという時がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この場合、以下の2通りの結論があります。
- やる気がないので無理してスロトレをせず気分転換する
- やる気がない時でも必ずスロトレをする
私は、この場合、「2」を選びますね。
やる気が出ないのは最初だけ
やる気がなくても、とにかくスロトレをするというのが私の結論ですが、その理由は以下のとおりです。
やる気が出なくなるというのは、スロトレを始めて間もない時期が圧倒的に多いです。今までやったこともない筋トレを開始したわけですから、すぐにくじけそうになるのは当たり前です。
でも、これは誰もが必ず通る試練です。ここで、「今日はやる気がないのでスロトレを休もう」なんて思って、スロトレを休んでしまったら、その人は、長く続けることなくスロトレを完全に止めてしまうでしょう。
そもそも、今までやったことがないトレーニングを始めるのですから、やり始めはしんどくなるに決まっています。たとえ、1週間に2回から3回のトレーニングで十分と言われても、エクササイズ中の苦痛を思い出すと、今日は休もうと思ってしまうものです。でも、そこを10分間だけ我慢してスロトレをすれば、次第に苦痛に感じなくなってきます。
また、筋トレを続けていくと、メンタルタフネスが向上するとも言われています。プロのトレーナーの山本ケイイチさんの著書「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」では、以下のように述べられています。
正直、トレーニングは苦しい。しかし、それへの耐性ができることで、仕事や日常生活のトラブルやアクシデントに対しても「自分はあの辛さに耐えられるんだから大丈夫」と思えるようになる。
（中略）
医学的にも、トレーニングはたんに身体能力を向上させるだけでなく、抑うつや不安障害、アルコール依存症など精神的トラブルの改善にも役立つと言われている。（27ページ）
筋トレを続けることで忍耐力がついてくるわけですから、気分が乗らない時でもスロトレを行うことで、徐々にスロトレをやりたくないと思わなくなってきます。私もやる気が出ない時に10分間だけ我慢してスロトレをしたことが何度もあります。そうやって、次第にスロトレが苦痛に感じなくなってきました。
セット数やメニュー数を減らすことでその場をしのぐ
しかし、そうは言っても、どうしてもやりたくないと思うことはたまにあります。そういう場合は、どうするかというと、セット数やメニュー数を減らして、その場をしのぎます。
私は、現在、毎日3メニューを2セット行っています。時間にして約15分程度です。これくらいのエクササイズ時間は、ジムでトレーニングをしている方にとっては、ウォーミングアップのようなものでしょう。
でも、この15分間がどうしても辛く感じることがあります。そういう時は、2セットのところを1セットに減らします。3メニューを2メニューに減らすこともたまにあります。また、メニュー数もセット数も変えずに普段のメニューよりも楽なメニューを消化することもあります。
以前にも書きましたが、どんなに短時間でも続けることが大事です。
とにかく止まらず続けていけば、やがて、やる気が出ないと思うことも少なくなります。そして、スロトレが歯磨きをするように習慣となってしまえば、今度は、スロトレを休むことに違和感を感じるようになるはずです。この状態になれば、もうスロトレを続けることに苦痛を感じなくなります。
やる気が出ないから、スロトレを休んで気分転換をするのではなく、たとえ、1セットでも、1メニューでも、トレーニングをすれば、精神力が強くなり、スロトレを継続できるようになります。
スロトレを始めて、まだ間もない人は、苦痛に感じることが多いでしょうが、その苦痛は、今だけの期間限定なので、やる気が出ない時でも、休まずトレーニングしてください。