夏は暑さで運動できないから糖質制限でダイエット

夏になると薄着になるので露出が増えます。なので、無駄なお肉が腕や脚についていると、それが目立つのでダイエットしてすっきり見せたいと思うわけです。

しかし、ダイエットを志すものの、夏の暑さに負けて運動したくなくなるのが人情です。だから、夏に運動してダイエットしようとするのは、とても難しいのです。

夏は食事を見直す良い機会

そうすると、夏のダイエットは、食事を意識的に変えることが重要になってきます。

ダイエット食の定番は、低カロリー食ですが、夏の疲れやすい時期に食事量を減らすようなダイエットをすべきではありません。むしろ夏バテしないようにしっかりと栄養補給すべきです。

しかし、夏の定番である冷やし中華や素麺のようなさっぱりとした炭水化物では、大した栄養補給ができません。だから、夏も元気に過ごすためには、炭水化物を控える糖質制限をし、炭水化物の代わりに肉や卵、魚などの動物性食品中心の食事に切り替える必要があります。

そもそも、炭水化物(糖質)を多く含む食品は低栄養食品の代表選手。それなのに糖質たっぷりだから、米や麦中心の食事だと体の中に脂肪が蓄積されて肥満しやすくなります。だから、夏にダイエットしようと思うなら、糖質制限をして、タンパク質と脂質はしっかり補給しないと栄養不足になって体が暑さに負けてしまいます。以下の記事に白米のビタミンとミネラルの含有量を掲載していますから参考にしてください。これを見れば、白米中心食だとビタミンとミネラルが不足していくことがわかるはずです。

肉や卵をしっかり食べてクエン酸回路を回す

人間は、体内でアデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれるエネルギーを作り出す際にミトコンドリアでクエン酸回路を回します。

クエン酸回路を回すためには、ビタミンB群が必要になります。そして、ビタミンB群を多く含む食品が、卵、牛肉、豚肉、鶏肉などの動物性食品なのです。動物性食品ばかりを食べていると太るように思いますが、ビタミンB群を多く摂取できるので、ビタミンB群が乏しい米を食べるよりも、むしろ効率的にエネルギーを作り出せます。

だから、冷麺やざるそばを食べるより、焼肉や焼き鳥を食べた方が無駄な脂肪をエネルギーに変換しやすくなるので太りにくくなるわけです。

そして、多くのエネルギーを作り出せる体になれば、暑い夏でも疲れにくくなります。体が疲れないということは、体を動かしやすい状況が持続することでもあるので、無意識のうちに活動量が増えます。これも、夏に糖質制限をすることの利点といえます。当然、活動量が増えれば太りにくくなりますからダイエットしやすくなります。

夏に活力を維持したままダイエットするには糖質制限しかないでしょう。ビタミンとミネラルもしっかりと補給できますから、美容面からも糖質制限はおすすめです。

ただ、注意すべきことがあります。それは食事量を減らさないことです。常に空腹を感じているような食事量では体が疲れます。減らすのは糖質量であり食事量ではありません。食事量を減らさなければならないのは、明らかに食事量が多い人だけです。

あと、便秘対策に脂質を多く摂取すべきですし、海藻類を食べてマグネシウムを補給することも大切です。