ダイエットに効果的な1日の食事回数なんて人によって異なるだろう

ダイエットに効果的な方法については、いろんな噂が流れています。どの方法も正しいのであれば、ダイエットが上手くいかない人はいないわけですから、ダイエット法の中には効果がないものが含まれていることは容易に想像できます。

1日の食事回数を制限するダイエット法も、確実に効果が出るとは言えないように思いますね。

消化吸収能力には個人差があるだろう

世の中には、大食いの人もいれば小食の人もいます。また、同じ量の食事をしても、太りやすい人と太りにくい人がいます。

おそらく、それは消化吸収能力に個人差があるからでしょう。

消化吸収能力が弱い人だと食事回数の制限で痩せやすくなるでしょうが、消化吸収能力が高い人だとどうなんでしょうね。また、消化吸収能力が弱い人が、食事回数を減らすと必要な栄養素の補給ができない可能性もありますから、痩せても健康的かどうかはわかりません。

食事と食事の間隔を16時間空けるダイエット法がありますが、これも、消化吸収能力によって結果に差が出るのではないでしょうか。個人差を無視したダイエット法だと思いますね。

食事の回数は、1日1食でも、1日5食でも、その人が健康であれば深く考える必要はないでしょう。どのような仕事をしているかによっても、食事の回数や量に差が出ますしね。画一的な方法で、誰でも痩せるとは言えません。

虫歯の予防のためには食事の間隔を空けた方が良い

ただ、虫歯の予防のためには、頻回に食事をしない方が良いです。

食品に含まれる糖質は、口の中にいる虫歯菌が分解して酸を出します。この酸が、歯に穴を空けます。穴を空けると言っても、歯の表面より少し中に空洞を作るのですが、虫歯菌の酸攻撃にさらされ続けると、空洞が大きくなり、やがて歯の表面に穴が空きます。この状態が虫歯です。

虫歯菌の酸攻撃は、食事から2時間ほど続くとされています。でも、唾液中に含まれているリンやカルシウムといったミネラルが歯にできた空洞を修復し元通りにしてくれます。歯の修復には2時間くらいかかるとされています。

そうすると、虫歯にならないためには、食事と食事の間隔を4時間は空けた方が良いことになります。また、睡眠中は唾液の分泌量が減るので、睡眠前の食事も避けた方が虫歯予防になります。

このように虫歯予防まで考えると、1日の食事回数は、ある程度制限した方が良いと言えますね。

夜11時に寝るのなら、7時までに食事を済ませる必要があります。そこから逆算すると、昼3時におやつを食べるとしたら、昼食は午前11時までに済ませなければなりませんし、朝食は午前7時までに済ませる必要があります。

したがって、虫歯予防のためには、1日4食までに抑えた方が良いことになります。

ただ、これは、糖質を食べている場合です。糖質を食べなければ、虫歯菌は酸を出せませんから、虫歯予防になります。そうすると、糖質を食べない食事であれば、1日の食事回数は5回以上にすることも可能です。ボディビルダーのように間食でササミを食べるのなら、虫歯の心配はないですね。

また、糖質摂取は、中性脂肪を蓄える原因になりますから、ダイエットをするのであれば、糖質摂取量を少なくする糖質制限を行うべきです。

食事の回数を何回にするかより、糖質を食べないことの方がダイエットの成功には重要なことですよ。