先日、テレビ番組「ザ!世界仰天ニュース」を見ていたら、プロレスラーの谷津嘉章さんが出演されていました。
プロレスラーは、体を大きくするために食事量を増やさなければなりません。谷津さんも、若い時から食事量を増やして体作りをしてきましたが、ある日、医師から血糖値が高いことを指摘され、糖尿病予備軍だと告げられました。
医師は食事制限をするようにすすめましたが、谷津さんはプロレスラーとして食事量を減らすことはできなかかったため、食事制限をしませんでした。そして、とうとう糖尿病になってしまいます。
先日、テレビ番組「ザ!世界仰天ニュース」を見ていたら、プロレスラーの谷津嘉章さんが出演されていました。
プロレスラーは、体を大きくするために食事量を増やさなければなりません。谷津さんも、若い時から食事量を増やして体作りをしてきましたが、ある日、医師から血糖値が高いことを指摘され、糖尿病予備軍だと告げられました。
医師は食事制限をするようにすすめましたが、谷津さんはプロレスラーとして食事量を減らすことはできなかかったため、食事制限をしませんでした。そして、とうとう糖尿病になってしまいます。
先日、テレビ東京の番組で糖質制限ダイエットが紹介されていました。
一昔前だと、糖質制限の特集と言えば、肯定派と否定派が意見を戦わせるようなものが多く、最終的に糖質制限の効果や安全性はどうなのかよくわからないままに番組が終了していました。たまに糖質制限を支持する内容の番組もありましたが、それでも、「医師と相談してから取り組みましょう」といった感じで、積極的に糖質制限をすすめていないことがよくありました。
ところが、今回のテレビ東京の番組では、最初から最後まで糖質制限をテーマにしており、しかも肯定的でした。テレビ東京は、池の水を抜いたり、攻めの姿勢で番組を制作しており、糖質制限も、以前から他局より扱うことが多かったですね。
お正月は、いかが過ごされたでしょうか?
おせち料理をたくさん食べ、お酒もいっぱい飲んで、太ってしまったという方もいるんじゃないですか?
おせちを食べたら太るのは、当たり前と言えば当たり前。糖質ばかりの料理ですから、食べれば食べるほど、中性脂肪に変わってお腹周りのぜい肉となり、顔をパンパンにむくませます。
さすがにおせち料理を食べ過ぎて太ってしまったと自覚している方は、今が始め時ですよ。
「なんの?」って糖質制限ダイエットに決まってるじゃないですか。
糖質制限という言葉を今では多くの人が知るようになりました。
糖質制限をしたことがなくても、糖質摂取量を減らすダイエット法があるということを知っている人はいますから、日本人の半分以上は、糖質制限、炭水化物抜き、低糖質といった言葉を知っているのではないでしょうか。
糖質制限の認知度が高まると、糖質制限は危険だと言う人が出てきます。どこがどう危険なのか、まともに説明できない人ばかりだから、彼らの言葉に耳を傾ける必要はありません。
また、糖質制限に肯定的だけど、正しいやり方があると言う人もいます。そして、このように言う人は、間違った糖質制限ダイエットは危険だとも言いますね。
糖質制限をすると死亡率が上がると言われています。
米やパンなど炭水化物(糖質)が多く含まれている食品を食べず、その代わりに肉や卵などを多く食べると血中のLDL(悪玉コレステロール)が増えるので、血管を傷めて心疾患になりやすいと警告するお医者さんもいます。
そう言われると、糖質制限は危険だと思い、これから糖質制限を始めてみようかなと思っている人は試さなくなるでしょうし、糖質制限をしている人でも危険ならやめようと思うかもしれません。
ところで、糖質制限が原因で心疾患になって亡くなった人っているんですか?
最近、ベジファーストという言葉を知りました。ベジファーストは、食事のとき、最初に野菜から食べることです。
最初に野菜を食べておけば、血糖値の上昇を緩やかにできるというのがベジファーストが推奨される理由です。この考え方自体は、随分前からあり、私も知っていましたが、ベジファーストと呼ばれているとは知りませんでした。
ある健康番組でも、外食時にサラダやキャベツの千切りを最初に食べる人が増えていると紹介されていました。
でもね。血糖値を上げたくないのなら、糖質制限をするべきですよ。
2型糖尿病患者に処方される薬にメトホルミンがあります。
メトホルミンは、肝臓での糖新生を抑制することで、血中のブドウ糖(血糖)が増えないようにする薬です。血糖値は、糖質が含まれている食品を食べると上がりますが、肝臓での糖新生でも上がります。だから、糖新生を抑制するメトホルミンを飲めば、血糖値が上がりにくくなります。
このメトホルミン。最近では、抗がん薬としても使われているようです。
米、小麦、砂糖、果物、根菜など、糖質が多く含まれている食品を食べるのを控える糖質制限をしていると、血糖値が上がりにくくなります。
血糖値は、血液の中に含まれるブドウ糖の量がどれくらいあるのかという値ですから、糖質を摂取しなければ血液の中にブドウ糖が入って来なくなるので血糖値は上がりません。そうすると、糖質制限をしていると、徐々に血糖値が下がって行って、やがて低血糖で倒れてしまうのではないかと思いますが、それも起こりません。なぜなら、糖質を摂取していなくても、グルカゴン、コルチゾール、アドレナリン、成長ホルモンといった血糖値を上げるホルモンが分泌されるからです。
これら血糖値を上げるホルモンを総称してインスリン拮抗ホルモンといいます。糖質制限をしていると、インスリン拮抗ホルモンの分泌が増えるので、血糖値が下がらずに済みます。
では、糖質制限中に糖質を摂取したら、どうなるのでしょうか?
もちろん、血糖値が大幅に上がりますよ。
私は、6年以上糖質制限をしています。
糖質を摂らなくなったら、身体的に良いことばかりでして、糖質制限をやめる理由は全く見当たりません。巷では、糖質制限をすると死亡率が上がるとか、頭の働きが悪くなるとか、いろいろ言われていますが、まあ、全部デマですよ。
糖質制限をすると、体脂肪率は下がるし、肌荒れはしなくなるしで、米や小麦を食べていた時代よりもすこぶる健康です。
特に口内炎ができなくなったのは驚きですよ。
糖尿病の方が、血糖値を上げないために糖質制限を行うのは、もはや当たり前のことになっています。しかし、世の中には、糖尿病には低脂肪食が有効だと主張する人が多く存在するのも事実です。
低脂肪食も血糖コントロールに一定の効果があるようですが、誰がどう考えたって、糖質制限食の方が血糖値を上げる糖質を摂取しないのですから血糖コントロールに優れています。
でも、中途半端な糖質制限食では、低脂肪食を上回るメリットは得られませんから、糖尿病の方は1日の糖質摂取量を60グラム未満に抑えるスーパー糖質制限をする必要があります。