ストレッチはちょっと無理すると体が柔らかくなってくる

スロートレーニングを行う上で基本となるのが、筋肉の柔軟性です。

柔軟性といっても、体操選手のような柔らかさは必要ありません。ただ、体が硬すぎると、思うようにエクササイズできなかったり、ちょっとした動作で筋肉を痛めてしまったりすることがあるので、ある程度の柔軟性があった方が、スロトレをしやすいですね。

体が硬いと背中を反りにくい

体が硬いと難しく感じるのが、アームレッグクロスレイズです。

アームレッグクロスレイズは、四つん這いになって、片手片足を上に反らすエクササイズです。背中や腰が硬いと、思ったように手足を反らすことができないので、効果的に背筋を鍛えることができません。

また、背中が硬いのに無理して反ると、腰痛になる危険もあります。

そのため、効果的にかつ安全にスロトレをするためには、ある程度の柔軟性が必要となるわけですね。

私は、男性にしては、体が柔らかい方ですが、とは言え、人に自慢できるほどの柔らかさではありません。立った状態で、手を床に向かって伸ばす前屈は、思いっきりがんばって手のひらが床に付くくらいです。その状態を維持できるのは、数秒ですね。

理想は、床に股を開いて座って、お腹がペタンと床に付くくらいの柔軟性ですが、さすがにこれは相当努力しなければ無理ですね。

続けていると柔らかくなるし何もしないと硬くなる

体を柔らかくするには、ストレッチが最も効果的です。毎日少しずつ続けていけば誰でもちょっとずつ体が柔らかくなります。スロトレ後に血流を開放するために行うストレッチだけでも、半年続ければ体が柔らかくなっているのに気づきますね。

逆に何もしなければ、体は少しずつ硬くなっていきます。

私は、就寝前にストレッチをしています。冬場は、ストレッチ後に手の先や足の先がポカポカと温かくなってすぐに眠りやすいのでおすすめです。しかし、夏場は、ストレッチをすると暑くなるため、就寝前のストレッチは休止していました。そのせいで、体は夏前よりも少し硬くなってしまいましたね。

ストレッチは、無理なく伸ばせる範囲で伸ばすのが最も気持ち良いですが、私の経験では、これだとある程度までしか体が柔らかくならないようです。

やはり、少々きついと感じる程度で体を伸ばす方が効果を感じますね。

とは言え、無理しすぎると、体の筋を痛めるので注意が必要です。特に反動をつけて伸ばすと、想像以上に大きな力が加わるので、筋を痛めやすいです。私も以前、座って股を開き、反動をつけて上体を前に倒していたら、脚の付け根の筋を痛めてしまいました。今も股を開くと少し違和感が残っています。

スロトレで思うように体が動かないという方は、毎日ストレッチをしていると体が柔らかくなって、スロトレの動作が良くなってきますよ。

なお、ストレッチについては、All Aboutの以下のページでいろいろと解説されていますので、これからストレッチを始めようと思っている方は、ご覧になってください。