2018年07月一覧

細胞死にはネクローシスとアポトーシスがある

人間の体は、無数の細胞で構成されています。そして、人間に死があるように細胞にも死があります。

人間の死には、自らの意思とは関係なく事故や病気によって死ぬ場合と自ら死を選ぶ自殺がありますが、細胞死も同じです。自らの意思とは関係なく死ぬことをネクローシス、自殺することをアポトーシスと言います。

ネクローシスによる細胞死は、こけた時に膝をすりむくとか、病原体に感染するとかして起こります。何らかの要因で細胞が壊されるのがネクローシスですね。一方のアポトーシスは、勝手に細胞が死んでしまいます。なんで細胞は自殺するんでしょうね。

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ポッコリお腹は糖質腹。パンパンにむくんだ顔は糖質顔。

お父さんのポッコリと出たお腹をビール腹と言いますよね。

ビールが大好きな人ほど、お腹が出っ張っている印象がありますから、ビールを飲むと太るような気がします。でも、ビールだけでそんなにお腹が出っ張ってくることはないでしょう。

 

ビールを飲んでるお父さん=肥満

 

という思い込みがあるから、単純にビールで太ると思い込んでいるだけだと思いますね。

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無酸素下で運動をする場合は乳酸発酵が行われる

人間の細胞は、グルコース(ブドウ糖)からアデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれるエネルギーを獲得する場合、まず細胞質内の解糖系でグルコースからピルビン酸を作ります。

ピルビン酸は、酸素が十分に供給されている場合は、ミトコンドリアに送られて大量のATP産生の材料となります。しかし、酸素が十分にない状況だとピルビン酸は発酵され乳酸となります。

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解糖系でのエネルギー産生は高い場所から大きな石を落とす感じ

人間は、アデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれるエネルギーを体内で作って活動をしています。

歩いたり、走ったりする時にATPが必要になるのはもちろんのこと、心臓などの臓器が働く際にもATPが必要になります。

人間の体の中には、解糖系とミトコンドリアの2つの発電所があり、主にこの2ヶ所でATP産生が行われています。今回は、解糖系でのATP産生がどのように行われているのかを見ていきましょう。

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