先日、室内で履くためにジャージの下だけをスーパーで買いました。
私は、身長が177cmなので、Lサイズで丈がちょうど良く、サイズがLと書いてあるジャージを買って帰りました。ところが、履いてみるとウェストがダボダボで、すぐにずれてしまいます。試着せずに買ったのがダメでしたね。
いったい、ウェストはどれくらいなのかタグを確認したのですが、Lとしか書かれていません。そこで、メジャーで計測したところ、胴回りが90cmもありました。ウェストが73cm程度の私にはダボダボなはずです。
もはやメタボ体型が標準の時代
さすがにLサイズで胴回りが90cmのジャージは、日本人男性には太すぎるだろうと思いましたが、他のスーパーでジャージを確認したところ、Lサイズは、胴回りが90cm前後になっているものばかりでした。
男性は、腹囲が85cm以上でメタボとされていますから、Lサイズのジャージは、メタボ男性を想定して作っているのかもしれません。これからは、Mサイズのジャージを買う必要がありますね。丈が短いかもしれませんが。
ただ、スーパーで売られているジャージが、中高年を想定したサイズなだけかもしれません。そこで、Amazonを覘いてみると、Lサイズのジャージは、胴回りが、73cmや79cmとなっていました。84cm~94cmのジャージもありましたが、Lサイズの主流は、胴回りが80cm未満のようです。
どうやら、運動している人が履くジャージと中高年の男性が履くジャージは、同じLサイズでも胴回りが異なるみたいですね。スーパーだと、運動していない中高年の男性をターゲットにしているから、ダボダボなのでしょう。
もはや、男性は30歳を過ぎるとメタボが標準体型と思われているみたいです。
米とパンの食べ過ぎ
中年男性がメタボになる理由は、運動不足と言われることが多いですが、実際は米やパンの食べ過ぎです。
炭水化物(糖質)が多く含まれている食品ほど、食べれば体に脂肪として蓄積されやすくなります。確かに30代以上になると、運動量が減ってくる人が多く、それも太る要因ではありますが、体内での化学反応を考えると、糖質の過剰摂取こそが肥満の原因です。
脂質を食べると、脂肪が蓄積するという単純なものではないんですね。
糖質を摂取して、インスリンが分泌されると、ブドウ糖が骨格筋や脂肪組織に取り込まれていきます。脂肪組織に取り込まれたブドウ糖は中性脂肪として蓄えられていきますから、糖質を食べれば食べるほど脂肪組織が肥大していきます。これが肥満の大きな原因なのですが、米やパンの見た目からは、それらが脂肪の蓄積の原因だとは想像しにくいです。
瘦せるために運動をして食事量を減らすんだと言っているうちは、体に蓄えた脂肪を減らすのは難しいです。糖質や脂質が、体の中でどうなるのかを理解してから、運動をするなり、食事量を減らすなりすべきです。
- 脂肪酸合成の材料は糖質
- 中性脂肪の消化吸収と体内での輸送
- インスリンが分泌されるとホルモン感受性リパーゼの働きが抑制される。だから中性脂肪が溜まって太るのだ。
- 果糖が太りやすいのは解糖系でホスホフルクトキナーゼ1の調節を受けないから
ダイエットしたいけど、何が何だかわからないという方は、米やパンを控える糖質制限から始めましょう。