そろそろ秋も終わりが近づいています。寒い冬の到来ですね。
私は、夏の暑さよりも冬の寒さの方が我慢できますが、寒くなり過ぎるのは困ります。適度に暖かい冬であってほしいです。寒いと、朝、起きるのも面倒ですし。
さて、毎月初めに報告しているスロトレの成果ですが、12月1日はブログを更新できそうにないので、1日早い11月30日に報告しておきます。
人間の体の20%は、タンパク質でできています。水分が約60%ですから、水分を除けばタンパク質が身体全体の半分を占めていることになります。
体に占めるタンパク質の割合が高いということは、それだけ体にとって重要な成分であると言えそうです。ところが、タンパク質は重要な成分であるのにその寿命は、とんでもなく短いのです。
2型糖尿病患者に処方される薬にメトホルミンがあります。
メトホルミンは、肝臓での糖新生を抑制することで、血中のブドウ糖(血糖)が増えないようにする薬です。血糖値は、糖質が含まれている食品を食べると上がりますが、肝臓での糖新生でも上がります。だから、糖新生を抑制するメトホルミンを飲めば、血糖値が上がりにくくなります。
このメトホルミン。最近では、抗がん薬としても使われているようです。
米、小麦、砂糖、果物、根菜など、糖質が多く含まれている食品を食べるのを控える糖質制限をしていると、血糖値が上がりにくくなります。
血糖値は、血液の中に含まれるブドウ糖の量がどれくらいあるのかという値ですから、糖質を摂取しなければ血液の中にブドウ糖が入って来なくなるので血糖値は上がりません。そうすると、糖質制限をしていると、徐々に血糖値が下がって行って、やがて低血糖で倒れてしまうのではないかと思いますが、それも起こりません。なぜなら、糖質を摂取していなくても、グルカゴン、コルチゾール、アドレナリン、成長ホルモンといった血糖値を上げるホルモンが分泌されるからです。
これら血糖値を上げるホルモンを総称してインスリン拮抗ホルモンといいます。糖質制限をしていると、インスリン拮抗ホルモンの分泌が増えるので、血糖値が下がらずに済みます。
では、糖質制限中に糖質を摂取したら、どうなるのでしょうか?
もちろん、血糖値が大幅に上がりますよ。
糖尿病の方が、血糖値を上げないために糖質制限を行うのは、もはや当たり前のことになっています。しかし、世の中には、糖尿病には低脂肪食が有効だと主張する人が多く存在するのも事実です。
低脂肪食も血糖コントロールに一定の効果があるようですが、誰がどう考えたって、糖質制限食の方が血糖値を上げる糖質を摂取しないのですから血糖コントロールに優れています。
でも、中途半端な糖質制限食では、低脂肪食を上回るメリットは得られませんから、糖尿病の方は1日の糖質摂取量を60グラム未満に抑えるスーパー糖質制限をする必要があります。
先日、「ザ!世界仰天ニュース」を見ていると、大病を発症した芸能人の方々が紹介されていました。
テレビ番組ということもあるためか、聞いたことのない病気が多く紹介されており、まさに仰天したわけですが、日本でも発症する人が非常に多い糖尿病で苦しんだ方も紹介されていました。
番組を見ていて、糖尿病を放置すると怖いなと思ったのですが、芸人さんは自分の病気をネタにして笑いを取ることが多いので、病気の深刻さがなかなか視聴者に伝わらないような気がします。
テレビのCMを見ていると、何らかの健康に良い効果をもたらしてくれそうな食品が宣伝されていることがあります。
人間が生きていくためには、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルを食事から摂取しなければならないので、これらの栄養素が含まれている食品は、健康に良い効果があると言えなくもないです。
最近では、これら必須の栄養素以外の成分が含まれた食品が宣伝されていることが多く、中には、「血糖値を下げる食品」や「血糖値を下げる飲み物」まで登場しています。