糖尿病を放置すると恐ろしいことになる

先日、「ザ!世界仰天ニュース」を見ていると、大病を発症した芸能人の方々が紹介されていました。

テレビ番組ということもあるためか、聞いたことのない病気が多く紹介されており、まさに仰天したわけですが、日本でも発症する人が非常に多い糖尿病で苦しんだ方も紹介されていました。

番組を見ていて、糖尿病を放置すると怖いなと思ったのですが、芸人さんは自分の病気をネタにして笑いを取ることが多いので、病気の深刻さがなかなか視聴者に伝わらないような気がします。

足の壊死で糖尿病に気付く

番組の中で、糖尿病で苦しんだ芸能人として紹介されていたのは、電撃ネットワークの南部虎弾さんです。

南部さんは、以前から足が疲れたり腫れたりする自覚症状はあったのですが、それ以外は特に気になることはなかったそうです。それがある日、足の甲が壊死しているのに気づき、病院に行って糖尿病であることがわかりました。

血糖値が200mg/dlを超えていましたから、かなりの重症と思われます。

糖尿病の怖いところは自覚症状なく進行していくことです。

糖尿病と診断された後も、南部さんは暴飲暴食を続け、腎臓がほとんど機能しなくなるところまで糖尿病が進みました。病院からは人工透析をすすめられましたが、人工透析をすると1週間に3日も4日も通院しなければならず、電撃ネットワークの活動を続けることができません。

それで、人工透析を拒否し続けたのですが、やがて身体は糖尿病にむしばまれ、これ以上放置すると生命の危険があるところまで来ました。

最終的に南部さんは奥さんの腎臓を移植して助かったわけですが、糖尿病の恐ろしさが伝わる内容でしたよ。

南部さんは、ミカンが好きで、1日に1箱を食べることもあったそうです。これだけ多くの糖質を一度に摂取したら、すい臓が悲鳴を上げても仕方ないのですが、ミカンが糖尿病の危険性を高めるとは、普通の人はなかなか思わないでしょうね。

糖尿病で亡くなった芸能人も

番組では、糖尿病で亡くなった芸能人の方も紹介されていました。

その方は、ウガンダさんです。

「カレーライスは飲み物」という名言を生み出したあのウガンダさんです。

ウガンダさんは、大食い番組に出ることが多く、「動けるデブ」として人気がありました。

しかし、日頃の暴飲暴食から糖尿病を発症。南部さんと同じように足の甲が壊死していました。

その後も、暴飲暴食は止まらず、体が疲れることも多くなり、今日が何曜日かもわからないほど脳に障害も出ていました。アルツハイマー病は脳の糖尿病と呼ばれていますから、糖尿病を発症すると認知機能に悪い影響が出ることもあります。

そして、ウガンダさんは、糖尿病が原因で急性心不全を発症し亡くなりました。

番組では、再現VTRで肉をバクバク食べたり、ビールをグビグビ飲む映像が流れていました。ビールには糖質が含まれているので、飲み過ぎれば糖尿病を発症する危険がありますが、肉にはほとんど糖質が含まれていないので、タレを大量に付けて食べる状況じゃなければ糖尿病のリスクはほとんどないでしょう。

糖尿病の怖さを訴えるなら、丼飯を口にかき込んでいるシーンや麺類をすすっているシーンを流した方が良いと思うのですが。

米、小麦粉、砂糖は、糖尿病を発症する危険性の高い白い悪魔なのですから、食べないに越したことはありません。

糖尿病と診断されたら放置しないこと。

血糖測定器を使って、血糖値の変動を確認している人のブログは調べればたくさん出てきますから、どのように血糖コントロールをしているかの参考にすると良いでしょう。糖質制限をして血糖コントロールをしている人のブログが多いですよ。