アンチエイジング一覧

栄養不足の発見は臨床の現場から

先日、テレビ番組の「ザ・世界仰天ニュース」を見ていると、丸山ワクチンが紹介されていました。

丸山ワクチンはガン治療に使われるものです。治療で丸山ワクチンを投与されたガン患者は延命できているデータがあるのですが、厚生労働省は認可していません。一方で、丸山ワクチンが認可されなかった頃、ガンの治療薬として認可されたある薬は、後に効果がないとして認可取り消しになっています。

背後で何か大きな力が働いていそうな感じですね。

丸山ワクチンについて私は詳しいことを知りませんが、栄養不足から発症する病気が、丸山ワクチンと同じように臨床の現場で予防法や治療法が明らかにされていった歴史があるのが興味深いです。

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スロトレ6年3ヶ月経過報告

2017年も残り少なくなってきました。年末は何をやるにしても急かされる感じがあるので、気分的に疲れますよね。

さて、毎回月初に1ヶ月間のスロートレーニングの成果を報告していますが、元日は初詣に出かけるので更新ができそうにありません。なので、今回はいつもよりも2日早い12月30日にスロトレの成果を報告します。大晦日もどうなるかわかりませんから、更新し忘れないように12月30日に記事を書いておきます。

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タンパク質摂取が血糖値を上げると言うけど実は下げてるんじゃないの?

血糖値を直接上げるのは糖質(炭水化物)だけです。だから、高血糖が気になりだしたら糖質制限をするのが基本だと言われれば、すぐに納得できます。中には、感情的に反論する人もいますが。

それはさておき、タンパク質を食べた場合も、血糖値を上げるグルカゴンというホルモンがすい臓のα細胞から分泌されるので、間接的に血糖値が上がります。だから、タンパク質を食べても血糖値が上がると言われています。

でも、タンパク質を摂取すると、血糖値を下げるインスリンというホルモンもすい臓のβ細胞から分泌されます。だから、インスリン分泌に着目すると、タンパク質摂取は血糖値を下げるとも言えるはずです。

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インスリンはアミノ酸代謝制御が本来的働き。血糖降下作用は派生的。

糖質(炭水化物)を食べると血糖値が上がります。血糖値が上がると、すい臓のβ細胞からインスリンが分泌されて、余分な血糖は血液中から除去されます。

血液から除去された血糖はどこに行くかというと、脂肪組織です。血糖は中性脂肪に変えられて脂肪組織に蓄えられます。だから、糖質摂取は肥満の原因であり、インスリンは肥満ホルモンと呼ばれています。

上がった血糖値を下げるホルモンは、インスリンしかないので、インスリンの主たる働きは血糖降下作用だと考えられています。でも、生物進化の観点からは、血糖降下作用は派生的役割で、本来的役割はアミノ酸代謝制御のようです。

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現代の和食を昔の日本人は食べていない

日本は長寿国とあって、日本人の生活習慣が世界的に注目されているようです。海外でも、日本の文化が知られるようになり、和食は健康食だという情報も広まっていると、テレビ番組で紹介されることがあります。

こういう番組を見ると、「日本人は古来から和食を食べてきたから健康で長生きできるんだ」と思いがちですが、この認識は間違っていると言っていいでしょう。

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脂質摂取の健康への悪影響の指摘は状況証拠の積み重ねばかり

「脂質の摂り過ぎは健康に良くない」

ほとんどの人が常識と思ってますよね。自分のお腹についた贅肉を見ていると、「これはどうも豚肉の脂身でできてるんじゃないか」と想像してしまいます。

そんな時にテレビの健康番組で、「脂質の摂り過ぎは肥満の元」と言われたら、「今日から脂質を控えてお腹周りをスッキリさせるぞ」と一大決心し、翌日から食卓に上げる肉類の量を減らすことでしょう。でも、脂質を減らす前になぜ脂質が健康に良くないかを考えたことはありますか?

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糖尿病の発症はインスリンスパイク経験数と相関関係にある

厚生労働省の平成28年(2016年)の「国民健康・栄養調査結果の概要」によると、「糖尿病が強く疑われる者」が1,000万人、「糖尿病の可能性を否定できない者」が1,000万人、総数で2,000万人とのことです。

日本国民6人に1人が糖尿病か糖尿病かもしれないという状況です。これを多いと見るか少ないと見るかは、人それぞれですが、私は非常に多い数字だと思っています。

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インスリン分泌が保たれていない状況では血糖量とケトン体濃度はどうなるんだろう

すい臓のβ細胞から分泌されるインスリンは、肥満ホルモンと呼ばれることがあります。インスリンが分泌されると、血糖(ブドウ糖)が脂肪組織に取り込まれて、中性脂肪として蓄えられるのがその由来です。

それなら、インスリンが分泌されなければ肥満にならずに済むのですが、インスリンがなければ上がった血糖値を下げることができなくなるので、高血糖の状態が持続してしまいます。インスリン分泌が保たれていない状態が糖尿病と呼ばれる病気ですから、人間にとってインスリンは必要なものだということがわかります。

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スロトレ6年経過報告

10月です。個人的には、1年の内で10月が気候的にもっとも過ごしやすいと思っています。暑くもなく寒くもなく、ちょうど良い気温ですからね。

スロートレーニングも、10月は汗をあまりかかないので苦痛に感じにくいですね。スロトレに限らずどの運動でも、10月は夏よりもやりやすい季節だと思います。

それでは、最近1ヶ月間のスロトレの成果を報告します。

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ATP合成量が増えると体温が上昇する

私は以前から平熱が36.5度以上あり、割と高体温でした。さらに米、パン、麺類など炭水化物が多く含まれている食品の摂取を控える糖質制限を始めてから平熱が37度まで上がりました。

なぜ糖質制限をすると体温が上がるのか、よくわかりませんでしたが、高タンパク食になることで体温が上昇する可能性があると知ったので、それで納得していました。でも、高タンパク食以外にも平熱が上がる理由が他にもあることを知りました。

それは、アデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれるエネルギーが合成される過程で熱が発生することです。

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