糖質制限ダイエットは効果があるようだけど

最近、糖質制限ダイエットという言葉をよく聞きます。

糖質制限ダイエットというのは、読んで字のごとし、糖質の摂取を控えて減量することです。砂糖が含まれているものはもちろんのこと、米やパンといった穀物、イモ類などを食べないようにするのが、糖質制限ダイエットのポイントです。

これら多くの糖質を含んだものを食べなければ、肉でも魚でも野菜でも、好きなだけ食べることが許されます。満足するまで食べて痩せれるのですから、こんなに楽なダイエットはありませんね。

なぜ糖質制限で痩せることができるのか?

甘いものを食べると太るというのは、昔からよく言われてきていることです。今さら糖質制限なんて当たり前のことなので、言われなくてもわかっているという方が多いことでしょう。

でも、甘くないものにも糖質は含まれます。米や小麦粉に代表される穀物にだって糖質は含まれています。誤解を恐れずに言うと、炭水化物が多く含まれている食品には、糖質も多く含まれているのです。

では、どうして糖質を多く摂取すると太るのでしょうか?

糖質は、体の中に入るとブドウ糖に変わり血液中に取り込まれます。血液中のブドウ糖の量が増えすぎるとインスリンが分泌され、これが、ブドウ糖を脂肪に変えて体内に貯蔵します。糖質を摂取すると太るというのは、インスリンの働きによって脂肪を蓄えてしまうからなんですね。

一方、肉をたくさん食べてタンパク質や脂質を多く摂取したとしても、インスリンは分泌されにくいので、脂肪として体内に蓄えられにくいとされています。

つまり、糖質制限ダイエットは、インスリンの分泌を抑える食事をすることで、脂肪を溜めないようにしようというのが狙いなわけです。

糖質制限ダイエットを実施して、痩せたという人もいるようなので、効果があることは事実のようです。

炭水化物を制限すると筋肉が細くなる

炭水化物を多く摂取すると太りやすくなるというのは、糖質制限ダイエットの考え方から納得できます。

ただ、炭水化物の摂取を制限しすぎると、筋肉細りの危険があるので、注意が必要です。石井直方教授の著書「スロトレ完全版」でも、以下のように述べられています。

炭水化物の摂取量を減らして血糖値の上昇を抑え、脂肪合成を促すインスリンの分泌を減らそうというのが低炭水化物ダイエット。考え方は正しいのですが、炭水化物を制限して血糖値が下がった時に出る「グルカゴン」には筋肉を分解する作用があるのが問題です。(27ページ)

筋肉が多いと基礎代謝が上がるので、太りにくい体を維持するためには筋肉を減らさない方が良いですね。糖質制限に加えて、筋トレも行って筋肉を維持することが大切なのではないでしょうか。

粉モン大好き関西人は太っているのか?

たこ焼き、お好み焼き、ラーメン、うどん、パンなどの炭水化物が多く含まれている粉モンを好きな人は、糖質制限ダイエットの考え方からすると、太っている確率が高くなりそうですね。特に粉モンが大好きなのが大阪人を代表とする関西人で、私もその一人です。

関西人を見て太っている人は多いでしょうか?

関西人に知人がいない方は、テレビに出演している芸能人の方を思い出してください。確かに太っている人もいますし、逆に痩せている人もいます。テレビで見るだけでは判断できないですね。

こういう場合は、統計データを見るのが便利です。

利用するのは、社会実績データ図録というサイトの図録▽都道府県別肥満比率というページに掲載されているデータです。まずは、このページをご覧になってください。

ページの下の方に2001年から2005年までの男女の肥満率トップ5の都道府県と2006年から2010年までの男性の肥満率トップ5の都道府県の表があります。この中に関西の2府4県は含まれていません。

では、関西の各府県の順位は何位なのかと思ってグラフを見てみました。

男性(2001-2005年)

  • 滋賀県=27位
  • 京都府=15位
  • 大阪府=45位
  • 兵庫県=28位
  • 奈良県=8位
  • 和歌山県=22位

女性(2001-2005年)

  • 滋賀県=30位
  • 京都府=33位
  • 大阪府=42位
  • 兵庫県=42位
  • 奈良県=45位
  • 和歌山県=39位

男性の場合、京都府と奈良県が肥満率の順位が上位ですが、女性の場合は2府4県とも真ん中よりも下の順位です。驚くのは、粉モン文化のメッカとされる大阪府の肥満率が男女ともに著しく低いということです。

一家に一台たこ焼き機があるという大阪人が、実は太っていないとはどういうことなのでしょうか。

考えられるのは、大阪人は口で言うほど粉モンを食べていないということ、もしくは、糖質制限と肥満とは大した因果関係がないということのどちらかでしょうね。

そこで、オタフクソース株式会社のホームページのお好み焼き文化研究開発室-店舗数のページを覗いたところ、お好み焼き屋、たこ焼き屋、焼きそば屋の店舗数1位は大阪府となっていました。やはり、大阪人の粉モン摂取量は全国一といえそうです。ちなみに3位に入っている広島県も粉モンが有名ですが、2001年から2005年までの肥満率の順位は男性が30位、女性が33位となっていて、全国平均以下となっていますね。

糖質制限ダイエットの理論は正しいとは思いますが、糖質を多く摂取しているであろう大阪人が痩せているというデータから考えると、肥満の原因は、もっと他のところにあるのではないでしょうか。むしろ、糖質を摂取しなければ、たくさん食べても良いとする糖質制限ダイエットの考え方の方が問題があると思うんですけどね。

たくさん食べれば太るし、あまり食べなければ太らない。

糖質制限ダイエットで効果が出ていないのなら、食べる量を減らしてみてはいかがですか?

ちなみに私は糖質制限をしていませんが、痩せていますよ(身長177cm、体重60kgなので、もうちょっと太った方が良さそう)。

2014年5月3日追記

2013年5月から糖質制限を開始しました。糖質制限をする前は、糖質を摂取しないことは体に悪いと思っていましたが、現在は、糖質摂取が体に良くないという考え方に変わっています。

他人から聞いた情報を鵜呑みにしていては真実はわかりませんね。自分の体で検証しなければ情報が正しいかどうか知ることはできないと思います。

この記事に書いていることは、過去の私の間違った考え方です。健康を考えるなら、糖質を過剰摂取しないようにしましょう。