間違った糖質制限ダイエットって何?

糖質制限という言葉を今では多くの人が知るようになりました。

糖質制限をしたことがなくても、糖質摂取量を減らすダイエット法があるということを知っている人はいますから、日本人の半分以上は、糖質制限、炭水化物抜き、低糖質といった言葉を知っているのではないでしょうか。

糖質制限の認知度が高まると、糖質制限は危険だと言う人が出てきます。どこがどう危険なのか、まともに説明できない人ばかりだから、彼らの言葉に耳を傾ける必要はありません。

また、糖質制限に肯定的だけど、正しいやり方があると言う人もいます。そして、このように言う人は、間違った糖質制限ダイエットは危険だとも言いますね。

糖質制限は軽い気持ちで始めても問題なし

間違った糖質制限ダイエットは危険だと言われると、正しい糖質制限ダイエットの方法があるように思えますが、そんなに堅苦しく考えるほどのことではありません。

1グラムでも糖質摂取量を減らせば糖質制限くらいの気持ちで始めれば良いんですよ。

そして、糖質摂取量を減らした分だけ、タンパク質や脂質を増やせば良いだけ。

実にシンプルな食事です。

こんなことに間違った方法があると言いだすことが不思議です。

ただ、これまでと食事内容が変わるので、体に違和感を感じることがあります。

  • 疲れやすくなった
  • 便秘がちになった
  • 下痢をするようになった

などが糖質制限を始めたばかりの頃に起こりやすい不調です。

私も糖質制限を始めたばかりの頃は便秘がちになったという経験を持っています。今は問題ありません。では、どうやって便秘を解消したかというと、たくさん脂質を摂取しただけです。そのあたりのことは、以下の記事に書いています。

便秘とは逆に下痢をするようになったという場合は、脂質の摂取量が多いと考えられます。私も、脂質を摂りすぎた時は、下痢になります。また、サプリメントでビタミンCをたくさん摂取した場合も下痢になりやすいです。これも、以前に帯状疱疹になった時に経験済みです。

間違った糖質制限は便秘になると言っている人は、野菜をたくさん食べて食物繊維の摂取量を増やすことが便秘の予防や解消につながると述べていますが、これは怪しいです。私は、糖質制限を始めたばかりの時は、野菜を多く食べていましたが、今では野菜を食べることが便秘の原因だったと思っています。

食物繊維を多く摂取しても、排便量が増えるだけで、便がスムーズに出ることとは関係がないんですよ。便をスムーズに出すためには、潤滑油になるものが必要です。それが脂質です。便秘薬にも、オイルで便を柔らかくして排泄をスムーズにするというものがあるじゃないですか。あれと同じ。

疲れやすくなったと感じたら食事量を増やす

あと、糖質制限ダイエットを始めて疲れやすくなったと感じるのは、最初の一時期だけです。ずっと疲れやすく感じる場合は、食事量が少ないのでしょう。糖質以外なら好きな物を食べて構いません。それが糖質制限ダイエットのメリットです。

糖質以外は好きな物を食べて構わないと言うと、極論を言って反論する人がいますが、あれも無視ね。

そもそも、体に悪そうな食品は糖質含有量が多いじゃないですか。インスタントラーメン、スナック菓子、スイーツ、清涼飲料水、てんぷら、とんかつ、焼肉のタレなど。こういったものも、糖質制限をすれば食べる量が減りますから、むしろ、糖質制限が危険だと言っている人たちよりもヘルシーな食事になるんですよ。

糖質制限ダイエットを始めて疲れやすくなったと感じた方は、食べる量を増やせば疲れなくなります。糖質摂取量を一気に減らした場合は、糖質摂取量を増やしてみるのもありです。最初の方でも述べましたが、「1グラムでも糖質摂取量を減らせば良し」くらいの気持ちで糖質制限をすれば良いのです。

間違った糖質制限ダイエットについて語っている人は、実は糖質制限をやったことがないのかもしれません。6年以上糖質制限をしている私の経験と一致しませんからね。

実際に糖質制限をしている人が書いているブログを読むと共感できることが多いのですが、ダイエットや筋トレの専門家の人たちが述べている糖質制限のやり方についての情報には疑問の方が多いです。

糖質以外は何を食べても問題なし。

この軽い気持ちで糖質制限をするのが、もっとも間違いの少ない糖質制限の方法だと思いますよ。