医学論文があるじゃないですか。
一般人は、医学論文に書かれている内容を世紀の大発見とか最先端の科学の知識のように思いがちですが、果たしてそうなのでしょうか?なんか統計ばかり使って、AとBは関係があるっぽいようなことしか書かれていない医学論文が多い気がするんですよね。
医学論文があるじゃないですか。
一般人は、医学論文に書かれている内容を世紀の大発見とか最先端の科学の知識のように思いがちですが、果たしてそうなのでしょうか?なんか統計ばかり使って、AとBは関係があるっぽいようなことしか書かれていない医学論文が多い気がするんですよね。
人間は、主に脂肪酸とブドウ糖(グルコース)をエネルギーとして利用しています。
脂肪酸は中性脂肪という形で体に蓄えられますし、ブドウ糖はグリコーゲンという形で体に蓄えられます。だから、少々、食事間隔が空いても中性脂肪やグリコーゲンを取り崩してエネルギー利用するので、体が動かなくなることはありません。
ブドウ糖は脂肪酸よりもエネルギーを生み出す速度は速いですが、生み出せるエネルギー量は少な目。一方、脂肪酸はブドウ糖よりもエネルギーを生み出すのに時間がかかりますが、その量は非常に多いです。
ブドウ糖と脂肪酸のどちらが主要なエネルギー源なのかは、その人の考え方によって異なります。ブドウ糖を主要なエネルギー源だと言う人もいれば、脂肪酸が主要なエネルギー源だと言う人もいます。でも、エネルギーの貯蔵という点では、人間の体はグリコーゲンではなく中性脂肪を好んでいると言えそうです。
人間には、肝臓や腎臓でグルコース(ブドウ糖)を作り出せる糖新生という機能が備わっています。
作り出せると言っても、無の状態からグルコースを合成できるわけではなく、原材料として主にタンパク質、中性脂肪、乳酸が必要となります。特にタンパク質を分解したアミノ酸が、糖新生の原材料として利用されやすいです。
ある時、インターネットで検索していると、プロフィールに医師と書かれた匿名ブログに中性脂肪(脂質)を糖新生に使えないと書いてありました。この記述は誤りです。
生物の細胞はタンパク質でできています。だから、普段の食事でタンパク質をしっかりと摂取しておかないと、元気な細胞を作れなくなることは容易に想像できます。
人間の細胞も、もちろんタンパク質でできています。体重が60kgほどの人なら、1日に200グラムのタンパク質が分解され、そのうち60グラムが捨てられ、140グラムがタンパク質の再合成に回るとされています。
したがって、現在の体を維持しようと思ったら、毎日捨てられるタンパク質と同量以上のタンパク質の摂取が必要と考えられます。60kgの人なら、毎日60グラムのタンパク質が捨てられるので60グラム以上はタンパク質を摂取しなければならない計算ですね。
年々、糖尿病になる人が増えています。糖尿病が強く疑われる人と糖尿病の可能性を否定できない人の合計は、厚生労働省の「平成28年 国民健康・栄養調査結果の概要」によると、2016年で約2千万人だそうです。
糖尿病の原因は諸説ありますが、砂糖業界は年々砂糖の消費量が減っているので砂糖と糖尿病は関係ないと言ってます。また、糖質が多く含まれる米の消費量も年々減っていることから、米を食べても糖尿病にならないと言う人もいますね。
砂糖も米も消費量が減っていますから、これらの主張は正しいように思います。
でも、糖尿病や糖尿病の可能性を否定できない人が年々増え、砂糖や米など糖質を多く含む食品の消費量が減っていると言うだけで、糖質摂取と糖尿病との関係を否定するのは早とちりです。
糖質制限をすると、エネルギー源であるブドウ糖の摂取量が減るので力が入らなくなる。
こういう噂を聞いたことがある人は多いと思います。糖質制限をすると筋肉が減るという噂もありますね。
このような噂話を聞くと、スポーツをしている人が糖質制限をすれば、本来の力を発揮できないのではないかと思ってしまいます。
でも、この噂、本当なのでしょうか?
世の中には、糖質制限批判が数多くあります。
糖質制限をすると糖尿病になるとか。
糖質を摂取しなければ血糖値が上がらないのになぜ糖尿病になるのか、言っている意味が分かりません。でも、糖質制限批判者の中には、糖質制限をすると糖尿病になると言う人がいます。
どうも、彼らは糖質制限をすると、血糖値を下げるインスリンを分泌するすい臓のβ細胞が機能を失うと思っているようです。
タンパク質は、20種類のアミノ酸で作られています。このうち9種類のアミノ酸は、人間が必ず食事から摂取しなければならない必須アミノ酸です。タンパク質は、体作りに欠かせませんから、必須アミノ酸をしっかりと食事から摂取しておく必要があります。
一方、体タンパク質は、体の中で分解されてアミノ酸となり、再び体タンパク質の合成に使われます。つまり、体タンパク質はリサイクル利用されているわけです。しかし、体タンパク質は全てをリサイクルできませんから、リサイクルできなかったタンパク質は食事から補給しなければなりません。