毎日のように猛暑日が続きます。私が住んでいる地域は、7月は最高気温が38度を超える日ばかりで、かなり暑い夏となっています。
でも、7月下旬に台風がやってきてからは幾分涼しくなりましたね。それまでは、室温が31度や32度、時には33度ということもありましたが、ここ数日は30度と涼しいです。30度で涼しいと言ってる時点で、暑さの感覚が麻痺しているのかもしれませんが。
それでは、7月のスロトレの成果を報告します。
人間の体は、無数の細胞で構成されています。そして、人間に死があるように細胞にも死があります。
人間の死には、自らの意思とは関係なく事故や病気によって死ぬ場合と自ら死を選ぶ自殺がありますが、細胞死も同じです。自らの意思とは関係なく死ぬことをネクローシス、自殺することをアポトーシスと言います。
ネクローシスによる細胞死は、こけた時に膝をすりむくとか、病原体に感染するとかして起こります。何らかの要因で細胞が壊されるのがネクローシスですね。一方のアポトーシスは、勝手に細胞が死んでしまいます。なんで細胞は自殺するんでしょうね。
お父さんのポッコリと出たお腹をビール腹と言いますよね。
ビールが大好きな人ほど、お腹が出っ張っている印象がありますから、ビールを飲むと太るような気がします。でも、ビールだけでそんなにお腹が出っ張ってくることはないでしょう。
ビールを飲んでるお父さん=肥満
という思い込みがあるから、単純にビールで太ると思い込んでいるだけだと思いますね。
人間は、アデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれるエネルギーを体内で作って活動をしています。
歩いたり、走ったりする時にATPが必要になるのはもちろんのこと、心臓などの臓器が働く際にもATPが必要になります。
人間の体の中には、解糖系とミトコンドリアの2つの発電所があり、主にこの2ヶ所でATP産生が行われています。今回は、解糖系でのATP産生がどのように行われているのかを見ていきましょう。
健康のため、ダイエットのため、美容のため。糖質制限をする目的は人それぞれです。
健康や美容のための糖質制限は一生続けるのが基本ですが、ダイエット目的の糖質制限だと目標体重まで減量できたところで一区切りつけるのもありです。しかし、糖質制限をやめれば、お腹に脂肪がつきはじめますから、ダイエット目的の場合も結局は一生糖質制限をすることになります。
そうは言っても、これまで炭水化物(糖質)大量摂取を習慣にしていたのですから、「今日からきっぱり糖質とは縁を切る」と宣言して糖質制限を実行できる人は半分程度ではないでしょうか?
糖質、特に甘いものへの誘惑に負けて糖質制限を断念する人もいると思います。
糖質制限に関しては、様々な批判があります。
糖質は三大栄養素だから食べなければならないとか、タンパク質の摂取量が増えるから腎臓を壊すとか、脂質の摂取量が増えるから血液がドロドロになるとか。
でも、これらの批判は、何も調べずに言ってることが多いんですよね。三大栄養素の語源は人体に必要という意味ではないですし、厚生労働省はタンパク質が腎臓に悪いという根拠はないと言ってます。
では、糖質制限をすると脂質摂取量が増えて血液がドロドロになるというのはどうでしょうか?
アミノ酸(タンパク質)やブドウ糖を細胞に取り込ませるためにすい臓のβ細胞から分泌されるのが、インスリンと呼ばれるホルモンです。
インスリンは、細胞がアミノ酸やブドウ糖を取り込むために重要なホルモンですから分泌量が減ると困ります。インスリンの分泌量が減ると血液中のブドウ糖(血糖)が溢れかえった状態になります。このような高血糖状態が続くのが糖尿病ですね。高血糖状態の持続は、インスリンの分泌量が減るだけでなく、細胞が血糖の取り込みを拒否するインスリン抵抗性が高くなった場合にも起こります。
インスリン分泌能の低下もインスリン抵抗性も、高血糖という結果をもたらしますが、両者は別々に考えなければならないと思うんですよね。今回は、インスリン抵抗性について興味深いことがわかったので紹介します。