2018年10月一覧

医学論文はキュレーションサイトやまとめブログと変わらない

医学論文があるじゃないですか。

一般人は、医学論文に書かれている内容を世紀の大発見とか最先端の科学の知識のように思いがちですが、果たしてそうなのでしょうか?なんか統計ばかり使って、AとBは関係があるっぽいようなことしか書かれていない医学論文が多い気がするんですよね。

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グリコーゲンの貯蔵は中性脂肪の貯蔵よりも非効率

人間は、主に脂肪酸ブドウ糖(グルコース)をエネルギーとして利用しています。

脂肪酸は中性脂肪という形で体に蓄えられますし、ブドウ糖はグリコーゲンという形で体に蓄えられます。だから、少々、食事間隔が空いても中性脂肪やグリコーゲンを取り崩してエネルギー利用するので、体が動かなくなることはありません。

ブドウ糖は脂肪酸よりもエネルギーを生み出す速度は速いですが、生み出せるエネルギー量は少な目。一方、脂肪酸はブドウ糖よりもエネルギーを生み出すのに時間がかかりますが、その量は非常に多いです。

ブドウ糖と脂肪酸のどちらが主要なエネルギー源なのかは、その人の考え方によって異なります。ブドウ糖を主要なエネルギー源だと言う人もいれば、脂肪酸が主要なエネルギー源だと言う人もいます。でも、エネルギーの貯蔵という点では、人間の体はグリコーゲンではなく中性脂肪を好んでいると言えそうです。

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中性脂肪を糖新生に使えることを知らない医師がいる?

人間には、肝臓や腎臓でグルコース(ブドウ糖)を作り出せる糖新生という機能が備わっています。

作り出せると言っても、無の状態からグルコースを合成できるわけではなく、原材料として主にタンパク質中性脂肪乳酸が必要となります。特にタンパク質を分解したアミノ酸が、糖新生の原材料として利用されやすいです。

ある時、インターネットで検索していると、プロフィールに医師と書かれた匿名ブログに中性脂肪(脂質)を糖新生に使えないと書いてありました。この記述は誤りです。

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絶食期間が長くなるとタンパク質が分解されにくくなる

生物の細胞はタンパク質でできています。だから、普段の食事でタンパク質をしっかりと摂取しておかないと、元気な細胞を作れなくなることは容易に想像できます。

人間の細胞も、もちろんタンパク質でできています。体重が60kgほどの人なら、1日に200グラムのタンパク質が分解され、そのうち60グラムが捨てられ、140グラムがタンパク質の再合成に回るとされています。

したがって、現在の体を維持しようと思ったら、毎日捨てられるタンパク質と同量以上のタンパク質の摂取が必要と考えられます。60kgの人なら、毎日60グラムのタンパク質が捨てられるので60グラム以上はタンパク質を摂取しなければならない計算ですね。

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スロトレ7年経過報告

9月は自然災害が多い月で、各地で甚大な被害が出ました。私の住んでいる地域も台風被害がものすごく、折れた木々が散乱したり、ビルの壁や窓ガラスが落下したりとひどい状況です。

ただ、7月、8月と非常に暑かったのが、9月は台風の影響からか涼しい気候になったことは助かりました。おかげで、9月に入ってからは、ほとんど冷房器具を使いませんでしたよ。

それでは、1ヶ月間のスロトレの成果を報告します。

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