糖質、タンパク質、脂質は、現代栄養学で三大栄養素と呼ばれています。
三大栄養素と言うからには、この3つの栄養素が人体にとって最も重要な栄養素だと、なんらかの研究の結果でわかったのだろうと思っていたのですが、そうではないようです。実は、もっと単純な理由から、糖質、タンパク質、脂質は三大栄養素と呼ばれるようになったのです。
糖質、タンパク質、脂質は、現代栄養学で三大栄養素と呼ばれています。
三大栄養素と言うからには、この3つの栄養素が人体にとって最も重要な栄養素だと、なんらかの研究の結果でわかったのだろうと思っていたのですが、そうではないようです。実は、もっと単純な理由から、糖質、タンパク質、脂質は三大栄養素と呼ばれるようになったのです。
よく昔の日本は貧しくて、食べ物に困っていたと言われています。特に江戸時代は、武士のような特権階級や富豪だけが米を食べていて、貧しい農民は、ヒエやアワしか食べてなかったというのが常識となっていますね。
でも、これは普通に考えてあり得ないことです。江戸時代は、農民たちも毎日しっかりと米を食べていたと考えられます。
人間の主要なエネルギー源については、グルコース(ブドウ糖)なのか脂質なのかといった議論があります。
昔からグルコースが主要なエネルギー源と言われていますが、人間は、グルコースの他にも、タンパク質と脂質もエネルギー源として利用できます。なので、グルコースが主要エネルギー源だとする考え方においては、タンパク質と脂質はおまけといった位置づけになるのでしょう。
一方、脂質を主要なエネルギー源と考えるのであれば、グルコースとタンパク質はおまけとなるはずです。
脳のエネルギー源はブドウ糖だけではありません。ケトン体も脳のエネルギー源として利用できます。
体内のグルコース(ブドウ糖)が減少しても、ケトン体があれば脳が機能停止することはありません。
では、ケトン体は体内でどのようにして作られるのでしょうか?
グルコース(ブドウ糖)は、グリコーゲンという形で肝臓と筋肉に蓄えられます。
肝臓のグリコーゲン貯蔵量は100グラム未満、筋肉のグリコーゲン貯蔵量は筋肉量が多い人で300グラム程度です。肝臓のグリコーゲンは血液中のグルコース(血糖)が減少した時に使われます。
そして、筋肉のグリコーゲンは、筋トレや全力疾走のような無酸素運動をするとエネルギーとして使われます。しかし、筋肉のグリコーゲンは血糖を上昇させるために使うことはできません。
つい最近、炭水化物を食べれば10kg太るという記事を書いたばかりですが、いやいや、炭水化物を食べれば楽に20kgは太るということがわかりました。
前回書いた記事は、モデルのIVANさんがホームレスになって炭水化物ばかりを食べていたら10kg太ったとテレビ番組でおっしゃっていたのを紹介したのですが、同じ番組で、辺見マリさんが炭水化物ばかりを食べていたら20kg太ったと語っていました。
恐るべし、炭水化物。
飽和脂肪酸を多く含む動物性脂肪をたくさん摂取していると、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血といった脳卒中を起こしやすいと言われています。心筋梗塞も、動物性脂肪の摂り過ぎが原因だとも。
でも、飽和脂肪酸をたくさん摂取したからと言って、脳卒中や心筋梗塞になるという証拠はありません。むしろ、飽和脂肪酸を多く摂取している方が健康に良いくらいです。
先日、あるテレビ番組を見ているとモデルのIVANさんが出演されていました。
その番組は、IVANさんの過去の失敗談を語るというもので、モデルからホームレスに転落した話をされていました。現在は、ホームレスから復帰されて芸能界で活躍されています。
IVANさんの失敗談を聴いていると、いろいろと考えさせられることがあったのですが、私はほんの少しだけIVANさんが語った「炭水化物を食べたら10kg太った」というところで耳が大きくなりました。
夏になると暑さで食欲がなくなり、ざるそばや冷やし中華のようなさっぱりとしたものを食べたくなります。また、間食時には冷たいかき氷やアイスクリームなんかにも、ついつい手が伸びそうになりますね。
私は、糖質制限をしているので、これらの食べ物に手が出るということはありません。むしろ、そばなどの麺類には糖質が過剰に含まれているので、食べれば逆に体が疲れやすくなります。ただ、暑さを何とかしようと、冷たい物を食べたくなることはあるのですが、そういった時でも、冷たい麦茶なんかを飲んで暑さを和らげています。
現代日本で、食べるものに困るということは、そうそう起こりません。飽食の時代とも言われていますから、よほどのことがない限り、餓死することはないでしょう。
だから、多くの日本人が栄養が足りていると思っているわけですが、どうもそれは怪しそうです。むしろ、多くの日本人が低栄養状態にあるような気がするんですよね。