お父さんのポッコリと出たお腹をビール腹と言いますよね。
ビールが大好きな人ほど、お腹が出っ張っている印象がありますから、ビールを飲むと太るような気がします。でも、ビールだけでそんなにお腹が出っ張ってくることはないでしょう。
ビールを飲んでるお父さん=肥満
という思い込みがあるから、単純にビールで太ると思い込んでいるだけだと思いますね。
お父さんのポッコリと出たお腹をビール腹と言いますよね。
ビールが大好きな人ほど、お腹が出っ張っている印象がありますから、ビールを飲むと太るような気がします。でも、ビールだけでそんなにお腹が出っ張ってくることはないでしょう。
ビールを飲んでるお父さん=肥満
という思い込みがあるから、単純にビールで太ると思い込んでいるだけだと思いますね。
健康のため、ダイエットのため、美容のため。糖質制限をする目的は人それぞれです。
健康や美容のための糖質制限は一生続けるのが基本ですが、ダイエット目的の糖質制限だと目標体重まで減量できたところで一区切りつけるのもありです。しかし、糖質制限をやめれば、お腹に脂肪がつきはじめますから、ダイエット目的の場合も結局は一生糖質制限をすることになります。
そうは言っても、これまで炭水化物(糖質)大量摂取を習慣にしていたのですから、「今日からきっぱり糖質とは縁を切る」と宣言して糖質制限を実行できる人は半分程度ではないでしょうか?
糖質、特に甘いものへの誘惑に負けて糖質制限を断念する人もいると思います。
糖質制限に関しては、様々な批判があります。
糖質は三大栄養素だから食べなければならないとか、タンパク質の摂取量が増えるから腎臓を壊すとか、脂質の摂取量が増えるから血液がドロドロになるとか。
でも、これらの批判は、何も調べずに言ってることが多いんですよね。三大栄養素の語源は人体に必要という意味ではないですし、厚生労働省はタンパク質が腎臓に悪いという根拠はないと言ってます。
では、糖質制限をすると脂質摂取量が増えて血液がドロドロになるというのはどうでしょうか?
先日、テレビ東京の「主治医が見つかる診療所」という健康番組を見ていたら、元プロ野球選手の元木大介さんが出演されていて、糖尿病を宣告されていました。
空腹時血糖が140mg/dlを超えており、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)も詳しい数値は忘れましたが基準値を超えていました。元木さんのように若い頃に体を鍛えていた方でも、糖尿病を発症するのですから、運動をしていたら糖尿病を予防できるとは言えませんね。
その番組では、糖尿病の人が、どのような食事をすれば良いのかを解説していました。どうせ、カロリー制限と運動で血糖コントロールしましょうと言うのだろうと思っていたのですが、意外や意外、糖質制限を指導していたのです。
お腹が空くと、頭がボーっとしてきて眠くなるから、朝食はしっかり食べましょう。
このようなことを一度は耳にしたことがあると思います。朝食を抜くと、血糖値が下がって脳が働かなくなることが眠気の原因だということです。
でも、昼食後、しばらく経過してから睡魔に襲われる経験をした人は、結構多いと思います。食後なら血糖値が上がっていますから、低血糖で眠くなることは考えられませんよね。しかし、午後1時から2時の間くらいになったら、仕事中なのにあくびが出てしまう人がいませんか?
昼食を食べてから、それほど時間が経っていないのに眠くなるのは不思議です。
一口に糖質制限と言っても、やり方は様々です。
京都高雄病院の江部康二先生は、スーパー糖質制限、スタンダード糖質制限、プチ糖質制限の3段階の糖質制限を提案されています。それぞれの糖質制限のやり方は以下の通りです。
上記3つの糖質制限は、その人のライフスタイルに合わせて好きなようにやれば良いと思います。でも、糖質制限による体の変化を早期に実感したいのであれば、スーパー糖質制限を実践することをおすすめします。
脳のエネルギー源はブドウ糖だから、炭水化物(糖質)をしっかり摂らないと脳が働けなくなる。
聞き飽きた言葉ですね。
しかし、これは間違いです。なぜなら、人間は自らブドウ糖を作り出す糖新生という機能が備わっており、また、脂肪酸から合成されるケトン体も脳はエネルギー利用できるからです。したがって、糖質を摂取してもしなくても、脳は働くので、糖質を積極的に摂取する理由はありません。
それよりも、人間の脳は肉食で発達したのですから、炭水化物よりも肉類や卵を優先して食べるべきだと思うんですよね。
米、麦、麺類、甘いものなど炭水化物(糖質)が多く含まれている食品を食べないようにする糖質制限を続けていると、時々、高糖質食品が恋しくなることがあります。
私は、糖質制限を始めてから、そのような誘惑にかられたことはほとんどありませんが、パン屋さんやケーキ屋さんの前を通りかかった時にあの香ばしい匂いが鼻に入ってくると、菓子パンやケーキを食べたいなと思うことはあります。それでも、お店の前を素通りするのでパンやケーキを食べることはないのですが。
私の場合、食事は栄養補給が第一、味は第二という考え方なので、美味しいパンやケーキを食べるよりも、味の付いていないゆで卵を迷わず食べますから、糖質への誘惑が他の人よりも弱いのかもしれません。
最近、ウェブ上で糖質酔いという言葉を見かけるようになりました。
あまり聞きなれない言葉ですが、糖質制限をしている人だと、なんとなく言葉の意味がわかるのではないでしょうか。反対に日頃から白米やパンなど炭水化物中心の食事をしている方だと、糖質酔いと言われてもなんのことかわからないでしょうね。
そもそも、糖質酔いという言葉は、医学用語でも何でもありません。国語辞典や広辞苑で調べても掲載されていません。なぜなら、この言葉をインターネット上で最初に使用したのは私だからです。
ダイエット目的でも健康目的でも、糖質制限を始めたら、いつやめるべきかを考える人がいます。
糖尿病の方は、食後高血糖を防ぐためにも糖質制限食を継続しなければなりません。でも、ダイエット目的だと目標体重まで痩せることができたら、それ以降は糖質制限をする必要はないと思えます。しかし、糖質制限をやめた後にリバウンドするかもしれないと思うと、いつ糖質制限をやめるべきか悩みます。
いったい、糖質制限のやめ時はいつが好ましいのでしょうか?