糖質制限一覧

男性が中年になるとお腹が出る原因はなんだ?

男性は、若い時はスマートだったのに中年に差し掛かるとお腹が出てきますよね。

一般的によく言われている原因は、食べ過ぎと運動不足です。あと、加齢に伴って代謝が悪くなるから脂肪が蓄積すると聞くこともあります。

食べ過ぎている感じでもないし、運動量も若い時からそんなに変わっていないのに中年になるとお腹が出てくるのは、代謝が悪くなるからなのでしょうか?

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糖質とタンパク質の同時摂取はインスリン分泌量を増やす

炭水化物(糖質)を食べると、血糖値が上がって、それを下げるためにすい臓からインスリンが分泌されます。糖質摂取量が増えればインスリンの分泌量も増える傾向にあります。

糖質を摂取してインスリンが追加分泌されると、血中のブドウ糖を外に出して筋肉や脂肪組織に貯め込みます。だから、インスリンは肥満ホルモンとも呼ばれています。

糖質摂取量を少なくすれば、血糖値が上がりにくくなるのでインスリンの追加分泌も少なくて済みます。もちろん、インスリンの追加分泌が少ないと中性脂肪も体に蓄えられにくくなりますから、肥満の予防や改善にもつながります。

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甘いものを食べるとストレス解消になると言うけど、それがうつ病の原因じゃないの?

甘いものを食べるとストレス解消になるって言われてますよね。

ニセ科学じゃないのかと疑いたくなりますが、ちゃんとした理由があって、甘いものを食べるとストレス解消になるとされています。その説明を聞くと、「なるほど、なるほど」と頷きますし、やっぱり糖質を食べないと健康に悪いんだなと考えを改めようと思ってしまいます。

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米を食べると太ると高度経済成長期から言われていた

21世紀になって、炭水化物(糖質)が多く含まれている食物を食べると太りやすいという情報を多くの人が知るようになりました。ダイエットのために糖質制限をする人も増えてますから、「糖質は太る」という知識が徐々に定着しつつあるように思います。

糖質を多く含む米、パン、麺類を食べると太ると言われ出したのは、糖質制限の認知度が上がってきたからだと思っていましたが、どうやら戦後から高度経済成長期にかけて、すでに米は太ると言われていたようです。

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日本人が糖尿病を発症しやすいのは自然淘汰が進んでいないからじゃないの?

日本人に限らずアジア系の人は、2型糖尿病になりやすいとされています。

2型糖尿病は、血糖値が上がってもうまく下げることができない病気で、様々な合併症を引き起こす疾患です。血糖値を下げれなくなるのは、すい臓のβ細胞から血糖を下げるインスリンと呼ばれるホルモンの分泌量が減るインスリン分泌能低下、インスリンは分泌されていても体が血糖の取り込みを拒否するインスリン抵抗性の増大が原因とされています。

アジア系の人はインスリン分泌能低下を原因として2型糖尿病を発症しやすいようです。一方、欧米人は肥満が進行して、これ以上体が血糖を取り込めなくなってインスリン抵抗性が増大することで、2型糖尿病を発症する傾向があるようです。

ところで、両者の違いはなぜ起こるのでしょうか?

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炭水化物を食べてたらビタミンとミネラルの推奨量や必要量の摂取が困難

現代の栄養学では、1日に必要なカロリーの約60%を炭水化物(糖質)で補給しましょうと言われています。そして、必須ビタミンや必須ミネラルもしっかりと推奨量や平均推定必要量を満たすためにバランスの良い食事を心がけましょうとも言われていますね。

しかし、炭水化物をカロリーの60%補給して、必須ビタミンと必須ミネラルを推奨量摂取することは極めて難しいです。炭水化物の代表と言えば白米、パン、麺類ですが、これらに含まれるビタミンとミネラルはとても少ないため、カロリーの60%も炭水化物で補給していたのでは、ビタミンやミネラルの欠乏症になってもおかしくありません。

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肉食で進化した人類と粗食で滅亡した猿人

現代の日本では、食の欧米化が生活習慣病の原因だと言われていますよね。そして、食の欧米化の代表的な食事が肉食だと。

だから、肉食は健康に良くないとおっしゃる識者が多いわけですが、この主張に対しては大いに反論したいです。戦後、日本人の食卓に多くの肉や玉子、乳製品が並ぶようになってから体格が良くなってますから、動物性食品が健康にとって悪だと決めつけることに違和感を感じます。

むしろ、現代の人類は肉食の恩恵を受けて進化してきたと言われているのですから、肉が生活習慣病の原因だと決めつけるのはいかがなものでしょうか?

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糖尿病になると心筋梗塞などの冠動脈疾患の発症率と死亡率が高くなる

糖尿病は、高くなった血糖値を下げることができなくなる病気で、高血糖の状態が続くと様々な合併症を併発します。

糖尿病の合併症には様々ありますが、その中でも心筋梗塞などの冠動脈疾患は、命にかかわる危険な病気です。糖尿病ではなくても冠動脈疾患を発症することはありますが、糖尿病になると、その発症率や死亡率は極めて高くなります。

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喫煙率低下と肺がん死亡数増加の理由は炭水化物摂取量減少と糖尿病患者数増加にも当てはまる

2015年12月11日の朝日新聞に「グラフによれば、たばこは無害?」という記事が掲載されていました。

日本人の喫煙率は年々低下しているのですが、肺がん死亡数は増加する傾向にあったことから、たばこと肺がんとの間に因果関係はないという主張があります。でも、上記記事によると、これは統計を使ったごまかしだということです。

そして、炭水化物の摂取量が減っているのに糖尿病と糖尿病予備軍の数が増加しているから、炭水化物と糖尿病との間に因果関係はないと主張する人たちも、このごまかしを使っています。

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炭水化物は推定平均必要量も目安量も設定されてないのに食べる必要があるらしい

厚生労働省が公表している日本人の食事摂取基準2015年版では、炭水化物は総摂取カロリーの50%から65%になるように食べましょうとされています。

炭水化物の摂取カロリーは、何か理由があって設定されているのだろうと思い、日本人の食事摂取基準を少しばかり読んでみました。すると、なかなか興味深いことに気づきました。

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