9月に入り、暑い夏もそろそろ終わりが近づいています。
セミの声が、日々、少なくなってきているのに気づくと季節が変わりつつあるんだなと感じますね。
では、毎月恒例の1ヶ月間のスロートレーニングの成果を報告します。
ダイエットの効果が最も現れる季節は冬だと言われています。
冬は、体温を高めようとエネルギーをよく使うことがその理由とされています。でも、冬に痩せる人よりも太る人の方が多いはず。私も、冬は体重が増加傾向になりますね。
理屈と経験が一致しないのが、ダイエットの世界です。理屈はもっともらしくても、実際に痩せないのなら、その理屈は怪しいです。反対に理屈に無理があっても、経験的に効果が出ている人が多いやり方を採用するべきです。
私の経験だと、最も痩せやすい季節は夏です。そして、夏になる少し前の4月から6月も、徐々に体重が減り始めます。夏の運動はつらいですが、春は気候的に動きやすいので、4月からダイエットに取り組むのが最も良いタイミングだと思います。
冬になると、体重が増えるもの。
冬こそダイエットが効果的な季節だと言う人もいますが、冬に太る人の方が多いでしょう。サラブレッドだって冬に太りやすいし、クマだって冬眠前に太ります。
冬は呼気に多くの二酸化炭素が含まれていることから、体内で脂肪の燃焼が起こっていると考えられています。でも、事実として太る人の方が多いのですから、冬は太りやすい季節なのでしょう。
だから、冬に太るのは仕方がないと割り切ってしまいましょう。
ビタミンB群の一種であるパントテン酸は、体内で糖質と脂肪酸からエネルギーを作り出すために重要な働きをしています。
しかしながら、エネルギー不足にならないようにパントテン酸をしっかりと摂取しましょうといったことを聞く機会はほとんどありません。パントテン酸は、多くの食品にまんべんなく含まれているので、まず不足することはないため、しっかりと摂取しなさいと言われにくいのでしょうね。
だからと言って、パントテン酸を無視して良いわけではありません。パントテン酸は、エネルギー産生にとても重要な働きをしているので、無理なダイエットをしているとパントテン酸が不足し、それに伴ってエネルギーも不足する危険があります。
ダイエットで痩せるためには、体に蓄えた中性脂肪を減らす必要があります。
中性脂肪を減らすためには、運動をするとか、食事制限をするとか、いろいろなことが言われていますが、栄養の視点で見ると、ビタミンB₂の摂取が重要となります。
どのようなダイエット法を採用したとしても、中性脂肪を減らすにはビタミンB₂は欠かせませんから、不足しないように摂取したいですね。
我々人間の身体は、糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素からエネルギーを取り出して活動しています。
三大栄養素から取り出されたエネルギーは、アデノシン三リン酸(ATP)に一時的に蓄えられます。蓄えると言っても、バッテリーのように長時間蓄えることはできないので、ATPに蓄えたエネルギーはすぐに何らかの活動に利用されます。
さて、三大栄養素からエネルギーを取り出し、ATPを産生するためには、ビタミンB群が必要になります。特に糖質からATPを産生するために重要となるのがビタミンB₁です。