糖質制限一覧

テレビ番組でも糖質中毒を紹介し始めた

先日、テレビで「ザ!世界仰天ニュース」を見ていたら、糖質中毒が紹介されていました。

見たと言っても、ほんの数分しか見なかったのですが、その数分間で、甘い物を我慢できなくなった女性のことが取り上げられていました。

数年前から、糖質の中毒性が話題になってはいたのですが、テレビでその内容が放送されたことはほとんどなかったのではないでしょうか?糖質の害を紹介することは、スポンサーになっている食品メーカーに悪い影響が出ますから、テレビ局としてはあまり使いたくないネタだと思います。

でも、時代は変わったもので、とうとうゴールデンタイムのテレビ番組でも糖質の害が紹介されるようになりました。

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高インスリン血症は怖い

食事で、炭水化物(糖質)をたくさん食べると血糖値が上がります。上がった血糖値は、すい臓のβ細胞からインスリンが分泌されて元の状態まで下げられます。

しかし、肥満などを原因として、インスリンが分泌されても血糖値が下がらなくなることがあります。この状態をインスリン抵抗性と言います。インスリン抵抗性があると、すい臓のβ細胞は、血糖値を下げるためにさらに多くのインスリンを分泌します。そすうると、血液の中はインスリンで溢れかえってしまいます。これが高インスリン血症と呼ばれる状態です。

この高インスリン血症は、結構怖い状態なのですが、注意喚起されることがあまりないように思います。

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糖尿病とアルツハイマー病は予防法が同じ

前回の記事では、アルツハイマー病がインスリン抵抗性と関係があることを紹介しました。

インスリン抵抗性は、血糖値が上がった時にすい臓のβ細胞から分泌されるインスリンの効きが悪くなって、高血糖を解消しにくくなる状態です。インスリン抵抗性があると、将来的に糖尿病になる危険もありますから、インスリン抵抗性を惹き起こさないようにすることは、アルツハイマー病や糖尿病の予防に重要となると想像できますね。

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糖尿病もアルツハイマー病もインスリン抵抗性が関係している

血糖値を下げられなくなり高血糖状態が持続する病気を糖尿病と言います。

糖尿病は、それ自体では死ぬことはないのですが、様々な合併症を引き起こすので、とても危険な病気です。また、糖尿病になると、ガンや心筋梗塞などの生活習慣病にかかる確率も高まるとされているので、糖尿病の予防は健康を保つためにとても大切なことです。

さらに糖尿病は、認知症の一種であるアルツハイマー病とも深く関係していることがわかってきています。

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ポッコリお腹は糖質腹。パンパンにむくんだ顔は糖質顔。

お父さんのポッコリと出たお腹をビール腹と言いますよね。

ビールが大好きな人ほど、お腹が出っ張っている印象がありますから、ビールを飲むと太るような気がします。でも、ビールだけでそんなにお腹が出っ張ってくることはないでしょう。

 

ビールを飲んでるお父さん=肥満

 

という思い込みがあるから、単純にビールで太ると思い込んでいるだけだと思いますね。

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糖質制限中に甘いものを食べたくなったらプロテインを飲む

健康のため、ダイエットのため、美容のため。糖質制限をする目的は人それぞれです。

健康や美容のための糖質制限は一生続けるのが基本ですが、ダイエット目的の糖質制限だと目標体重まで減量できたところで一区切りつけるのもありです。しかし、糖質制限をやめれば、お腹に脂肪がつきはじめますから、ダイエット目的の場合も結局は一生糖質制限をすることになります。

そうは言っても、これまで炭水化物(糖質)大量摂取を習慣にしていたのですから、「今日からきっぱり糖質とは縁を切る」と宣言して糖質制限を実行できる人は半分程度ではないでしょうか?

糖質、特に甘いものへの誘惑に負けて糖質制限を断念する人もいると思います。

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糖質制限でHDLコレステロール増えまくり。中性脂肪下がりまくり。

糖質制限に関しては、様々な批判があります。

糖質は三大栄養素だから食べなければならないとか、タンパク質の摂取量が増えるから腎臓を壊すとか、脂質の摂取量が増えるから血液がドロドロになるとか。

でも、これらの批判は、何も調べずに言ってることが多いんですよね。三大栄養素の語源は人体に必要という意味ではないですし、厚生労働省はタンパク質が腎臓に悪いという根拠はないと言ってます。

では、糖質制限をすると脂質摂取量が増えて血液がドロドロになるというのはどうでしょうか?

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テレビでも糖尿病に糖質制限を勧めるようになってきたよ

先日、テレビ東京の「主治医が見つかる診療所」という健康番組を見ていたら、元プロ野球選手の元木大介さんが出演されていて、糖尿病を宣告されていました。

空腹時血糖が140mg/dlを超えており、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)も詳しい数値は忘れましたが基準値を超えていました。元木さんのように若い頃に体を鍛えていた方でも、糖尿病を発症するのですから、運動をしていたら糖尿病を予防できるとは言えませんね。

その番組では、糖尿病の人が、どのような食事をすれば良いのかを解説していました。どうせ、カロリー制限と運動で血糖コントロールしましょうと言うのだろうと思っていたのですが、意外や意外、糖質制限を指導していたのです。

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炭水化物を食べると眠くなるのはなぜ?それはオレキシンの分泌が減るからだよ。

お腹が空くと、頭がボーっとしてきて眠くなるから、朝食はしっかり食べましょう。

このようなことを一度は耳にしたことがあると思います。朝食を抜くと、血糖値が下がって脳が働かなくなることが眠気の原因だということです。

でも、昼食後、しばらく経過してから睡魔に襲われる経験をした人は、結構多いと思います。食後なら血糖値が上がっていますから、低血糖で眠くなることは考えられませんよね。しかし、午後1時から2時の間くらいになったら、仕事中なのにあくびが出てしまう人がいませんか?

昼食を食べてから、それほど時間が経っていないのに眠くなるのは不思議です。

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緩やかな糖質制限では体の変化を実感しにくいよ

一口に糖質制限と言っても、やり方は様々です。

京都高雄病院の江部康二先生は、スーパー糖質制限、スタンダード糖質制限、プチ糖質制限の3段階の糖質制限を提案されています。それぞれの糖質制限のやり方は以下の通りです。

  • スーパー糖質制限=3食全てで米やパンなどの主食を抜く
  • スタンダード糖質制限=3食のうち2食を主食抜き
  • プチ糖質制限=3食のうち1食を主食抜き

 

上記3つの糖質制限は、その人のライフスタイルに合わせて好きなようにやれば良いと思います。でも、糖質制限による体の変化を早期に実感したいのであれば、スーパー糖質制限を実践することをおすすめします。

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